『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

空の青さが瞳に(め)沁みて…仄々と暖かい…~~

2016-09-30 15:22:30 | Weblog

                   
                                   2016-9-28-「吾亦紅」

    あなた

 文月最後の日です。

 葉月も生きることができ、文月も過ぎようとして…

 元気で神無月を迎えられる。

 嬉しい…

 

 「吾亦紅」

 可愛いでしょう…

 花言葉=「愛して慕う・感謝」

 どう見ても濃紫にしか見えませんが、花本人が「吾も紅なり」と言い赤の花の仲間になったと

 いいます。

 しっかり自分を主張する事の大切さ…

 改めて自己主張の大切さも…痛感…

 

 仄々と暖かい

 空の青さが瞳に(め)沁みる

 

 あなた

 泣き叫びたい程のこと

 あったの…

 病院から帰って、裏を見たら「吾亦紅」が切られて無残な姿…

 良かれと思って剪定してくれたのでしょう…けど~~

 写真写しておいてよかった…

 何も出来ないって…

 悲しいね

 「吾亦紅」ごめんね~~

 

 そんな、わたしの心をよそに

 そとは

 小春日のように

 あった…かい…

  

 

 


 静かな風がカサカサと葉擦れのおとをたてながら、一葉二葉とクルクルって飛び交って…

2016-09-29 12:44:59 | Weblog

                       
                                 2016-9-28-「シュウメイギク」「白菊」

   あなた

 穏やかな秋日和。

 「シュウメイギク」「白菊」が仲良く並んで、秋の陽をいっぱい浴び乍ら、お喋りに余念がない。

 「もう私たちの役目も終わりだから、英気を養い、再びの季節に巡り合えるよう休みましょう」

 って…

 話しあっているみたい…

 静かな風がカサカサと葉擦れのおとをたてながら、一葉二葉とクルクルって飛び交って…

 何時もの秋の風景。

 

 友達からの電話。

 もう何年もあってない。

 話しはすぐに、学生の頃。

 何々くん何々ちゃん…

 それが一つも不思議と思わない。

 

 あなた

 文月ともお別れ…

 またのこの月に合えるといいね…

 いや

 合いたい

 静かな秋の日です。

 


再び廻りくる春までお休みの筈ですが、小さな花が「忘れないで」っていうように 咲いてます。

2016-09-28 11:05:31 | Weblog

                                                         2016-9-27-「ヒメフウロ草」
   あなた  

 「ヒメフウロ草」の葉も茶色になってきました。

 再び廻りくる春までお休みの筈ですが、小さな花が「忘れないで」っていうように

 咲いてます。

 花言葉=「変わらぬ信頼」「陽気」「慰める」など。

 

 雪でも落ちて来そうに黒い雲が空を覆ってきました。

 嫌だな、さむいなって思っていると、雨です。

 窓を打ち付ける様に降ってます。

 バラバラバラって、すごい音です。

 これからは、こんな雨、冷たい雨が続くことでしょう…

 より一層、侘しさが増し「あぁ淋しいな」って胸をかきむしる…

 雨は小降りになったけど、昏いそら。

 

 僅かに残ってる庭の花が、折れてしまいそうに揺れて…

 ガンバレ…

 

 昨日は、「カッタン」の誕生日。

 一緒に食事。

 ご馳走になった…

 楽しかった 

 大きくなりました。

 弓道が楽しいと瞳(め)を輝かして話してた。

 あなたの写真の前で型を見せていたよね…

 試合にも、出させてもらった様です。

 本当に成長しました。

 

 わたしたち、老いるのは無理ない事です。

 
                                                 


静かな秋日和の午後です。思うように、動かない身体が恨めしい…

2016-09-27 13:35:29 | Weblog

                        
                                     2016-9-27-「ヨウ石楠花」

   あなた

 暫らく続いた暑さで何を勘違いしたのか「ヨウ石楠花」」がまんかいです。

 時ならぬ今、咲いて庭を賑わしてくれるのは嬉しいけど、廻りくる春に再び咲けるのでしょうか…

 淋しがっているわたしを、気遣ってのことかな…

 枯れ葉ばかりの庭に、低い洋シャクが這い蹲る(はいつくばる)様にして咲いている姿…

 本当に嬉しいよ…

 この花を見る限り「秋」じゃない~ね。

 

 『夕月夜 心もしのみ 白露の 置くこの庭に蟋蟀 鳴くも』(湯原王)「ゆはらのおおきみ)

 《天智天皇の孫で、奈良時代の皇族、歌人という概略くらいしか伝わっていない

 謎多き人でもあります。》とありました。

 秋の和歌(うた)では、素晴らしく代表格のようです。

 

 静かな秋日和の午後です。

 思うように、動かない身体が恨めしい…

 

   

 

 

 


 黒松と白山石楠花の間から、そ~っと顔を出している「コスモス」。

2016-09-26 10:21:52 | Weblog

                     
                                    2016-9-24-「コスモス」

   あなた

 黒松と白山石楠花の間から、そ~っと顔を出している「コスモス」。

 場違いと思ってか、ヒッソリと咲いています。

 もう、終わりですが小さな花がすこ~し咲いて…楽しませてくれますよ~~…

 

 幾許もなく文月も過ぎ…神無月が隣で出番を待っています。

 巡る季節に身をおき、今年もこの季節に会えたことに感謝。

 

 周りの人たちが優しく言葉をかけて下さいます。

 一人でもヒトリポッチじゃないっておもってるよ…。

 

 あなた 

 淋しくないと言ったら「嘘」になる…

 ひとりで、リハビリしながら、「ブツブツ」とあなたに文句をいってます。

 聞こえないことを良い事に…

 あなたにしか言えないことって…

 いっぱいあるのよ~~

 去る者追わずっていうけど、今更ながら、人のこころの冷たさが身に沁みます。

 

 『このたびは ぬさもとりあへず たむけやま 

            もみぢのにしき かみのまにまに』  (菅家)

 

 風もなく穏やかな秋の日

 窓を開けています。

 もう掃除くらいできそうな気がしますけど… 

 許可は下りてない。 

 さて~今日の日の始まり…

 

 

 


あなた~ 見て見て~「初雪草」がこんなに大きくなったよ… 

2016-09-25 13:15:46 | Weblog

                       
                                2016-9-24-「初雪草」

   あなた

 見て見て~「初雪草」がこんなに大きくなったよ… 

 秋には枯れる花が、申し訳ないと思ってか、成長してくれました。

 何とも可愛い花。

 去年は両手に余るくらい咲いていたのが、今年はご覧の通り。

 何かご不満があったのでしょう…

 花言葉=「祝福、穏やかな生活、好奇心」など。

 雨が降らない限り、毎日覗いていますよ…

 わたしが、家に帰ってきたときは、何もなかった…

 それが一本芽を出し不思議なことに、こんなに大きくなって花もつけて…

 嬉しさも一入…

 さすがの、花友達も驚いていたよ…

 雑草伸び放題なのに…花も咲いて…

 ありがとう…ね。

 こころは、通じるものの様です…。

 

 

 


「親知らず子知らず」この花が咲く頃になりました。深まりゆく秋…

2016-09-24 13:25:38 | Weblog

                          
                                    2016-9-24-「親知らず子知らず」

   あなた

 この花が咲くころになりました。

 花言葉=「永遠」「華美」など。

 昨日までの雨で水分たっぷり瑞水しい。

 花が咲くころ葉はなく…

 親は子をみることなく…

 子は親をみることなく…

 与えられた宿命…

 でも、とっても素敵な花です。

 

 今日は天気が良い所為でしょうか…

 傷口がウズウズと、痛かったのが、ウソみたいに楽。

 生かさせてもらっているのに、贅沢は言えない。

 どんなことでも、生きているからこそ…であること…

 忘れがち…

 あんなに元気で動いていた…遠い日のわたし…。

 もう、決して戻れない様な気がして…

 

 ポカポカとあったか~い日。

 

 名残惜しそうに咲いている庭の花。

 

 あなたの写真と向かい合っているわたし。

 

 相変わらず制限のある動きでも動ける「倖せ」…

 じ~っとしてる事に慣れることが、怖い…

 

 あなた

 何か言ってよ…~~

 

 

 

 


境目がなく、このまま夜の帷が降りてしまうのでしょう…

2016-09-23 15:43:52 | Weblog

                          
                                    2016-9-21-「オイランソウ」 

   あなた

 「オイランソウ」です。

 花びらがサクラ散るように、ホロホロと落ちて土に彩りをそえています。

 今年最後を頑張っているみたい…。

 葉も黄色くなって、可哀想にって思うけど、わたしの心の癒しにと…咲いてくれて

 いるのでしょう …ね。

 そんな気がする。

 可愛い花です。

 

 雨

 小雨が降っている。

 秋雨って淋しいね…

 

 病院に行って来ました。

 疲れる。

 なら、行かなきゃいいのに…って思うけど…

 

 秋雨がしょぼしょぼと降るさみしい日…

 もう辺りが昏くなってきた。

 境目がなく、このまま夜の帷が降りてしまうのでしょう…

 嫌だな

 あなた

 切ないよ~~…

 

 

 

                   


 あなた、再びのお彼岸お中日に巡り会うこと出来るかな?

2016-09-22 10:06:03 | Weblog

                           
                                  2016-9-1-「ヒオウギズイセン」

    あなた

 「ヒオウギズイセン」今年最後にの花。

 これを機に花は勿論葉も枯れて…

 再び巡り来る日に備え静かに消えて…

 

 暑さ寒さも彼岸までといいます。

 この日を境に、寒さも募っていくことでしょう…

 今日は「お彼岸お中日」あまり暖かい日ではありません。

 「 なくなった人々をしのぶ」日と思います。

 夫・父母は勿論沢山の方を思い出し、瞼が熱くなる…

 順序正しくとはいかず…

 何で?とも思いますが…

 「あたわった人生」

 苦しみ

 悲しみ 

 痛さ

 辛さ

 失望

 絶望

 わたしだけじゃなく

 わたしの知る限り多くのひとは、この中で藻掻き苦しみ、

 それでも尚、真っ直ぐをみて生きていく。

 

 あなた

 再びのお彼岸お中日に巡り会うこと出来るかな?

 

 

 


 菊が咲きだすと日一日と朝晩のピリッとした、さむさが肌(み)に沁み淋しさも一入。

2016-09-21 13:27:12 | Weblog

                   
                                    2016-9-13-「キク」

    あなた

 初秋の冷たい空気。

 あくまでも、何処までも青いそらが、続く。

 

 少し背の低い白菊が咲きだしました。

 花言葉=「高貴」「高潔」「清浄」など。

 菊が咲きだすと日一日と朝晩のピリッとした、さむさが肌(み)に沁み淋しさも一入。

 

 元気であれと、自分の身体に「檄」をとばしてみても…

 動きは決まっていて、それ以上はどうしようもなく後味の悪さだけが、切なく胸を締め付ける。

 

 『寂しさに 宿を立ち出でて 眺 むれば いづこも同じ 秋の夕暮れ』  (良運法師)

 秋の夕暮れ時の寂しさがひしひしと、伝わってくるような和歌(うた)

 

 あなた

 秋はやっぱり寂しい…