『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

  ”別れ”

2010-02-24 16:50:11 | Weblog

 

    

  改めて、月日の過ぎるのの早さを感じました。

 若くして天界へ旅立った彼女・・・お線香を上げに行って来ました。

 辛いものです。

             お礼

   お世話になりながら、お礼も言えず、居場所もわからず音信不通

   になっている人がいる。

   故人となって、手の届かないところへ行った人もいる。

  「あのときはほんとうにありがとうございました。」・・・・

           年とともに

    会って心からそう言いたい人が増えていく。

 

                 今

    何も言わず、ただそこにいてくれるもの・・・・

    いつも離れずに、そばにいてくれるもの・・・・

    そのありがたさを忘れまい。

    そのかけがえのなさを忘れまい。

   大好きな回り道の唄から・・・

 

   

   


”ムクドリ”

2010-02-20 13:59:34 | Weblog

   

    
        むくどり

    
        むくどり

    
        むくどり

  どう勘違いをしたのでしょう・・・始めは恐る恐るギャングのいない時にきては、餌を啄ばみ窓に人影が映ったら逃げていましたのに・・・
今では、すっかり我が物顔で悠々と餌を啄ばんでいます。
 上手下手は別として、ついに、我が家に来る「ムクドリ」を写す事ができました・・・”ラッキィ~”

 スズメよりふた周りくらい大きく、少々明るい色ずかいです。

 ヒヨドリの時もそうでしたが、やはり力関係なのでしょうね!

 今日は寒い日です。先程ヒヨドリと空中戦・・・ヒヨドリが負けたようです。

 雪にもめげず寒さにもめげず、狭い庭を飛び回っています。

雪を被って、白くなりながら、じ~っと木蓮の木にとまり、寒さを凌いでいる姿がいじらしい・・・

 庭を見ても、春はまだ遠く、花の姿を感じることができないぶん、小鳥たちが淋しさを慰めてくれます。

 とっても、可愛いいですよ・・・

 雪の中で眠っている「庭の主タヌくん」目が覚めたらきっと、驚く事でしょう!!

 

 

 

 

 


周りをみると・・・

2010-02-13 10:56:01 | Weblog

 

                         

  あの辛い痛さから幾らか解放され、辺りを見回す余裕が出来ました。

 病んでみて今まできずかなかった、何でもないありふれた事がものすごく、愛おしく感じ泪が出るほど嬉しい・・・

 人は時間の流れの中で、目を開き、苦しんだ分よく見えるようになるんですね・・・

 今も尚、あの苦しみに耐えながら頑張ってる人がいます。
 どんな言葉で、慰めたら良いのでしょう・・・虚しく言葉が却って来るだけのようにも思え・・・私の痛みが和らいだのを、お裾分け出来るものなら・・・分けてあげたいです。

 痛さは生きている「証」と言いますが、あの強烈な痛さだけは、再び経験はしたくない。

 「たまには、病むべし」なんて、罰あたりの思いあがりに、お灸をすえられた私でした・・・が、残り少ない人生を、大事に大事に、生きていきます。

 足の痛い方、くれぐれも、自分を愛いながら、耐えて下さい。

 

 

 

 

 


ムクドリ・ツグミ

2010-02-11 15:22:06 | Weblog

  

       
    ムクドリ               ツグミ

 野鳥が棲む山も食糧事情がよくないようで、此処一週間位前から、我が家の庭にやって来てはヒヨドリの餌を失敬して、ついでに紅紫檀の実を食べてかえります。

 はじめは、名前が判らず野鳥図鑑で調べてみました。

 ムクドリもツグミも、同じスズメ科と言うことで、形は似ていますがどちらも、スズメより大きく、ムクドリは目の周りが白く足のいろが少々ちがいます歩き方も、素早く滑るような感じ。

 ツグミは、全体にほっそりしていて、お腹の色がきれい・・・細い割には、案外度胸がいいのでしょう・・・悠々と餌を啄ばんでいます。

 この、鳥たちのお陰で結構毎日楽しませてもらっていますが、可哀想なのは、チュンコたちです。
 小さい体で、「チュンチュン」と、遠慮がちに餌を催促しています。

 野鳥にとっても、世知辛い世の中なのでしょうか?

 上の写真は、野鳥図鑑から、使わせて頂きました。

 

 


” 赤ゲラ”

2010-02-06 18:04:32 | Weblog

 

           

 

 久し振りに赤ゲラが姿を見せてくれました。

 写真を写したくても、私の手には負えません。

 赤いハンチングを被り、黒と白のモーニングと言う出で立ち・・・優雅な姿です。

 まずは、庭のギャング君の餌箱で一寸啄ばみ、口に合わないようで、こんどは、紅紫檀の実を美味しそうに食べて、番(つがい)で素早く飛んでいきました。
 その間2分位でしょうか・・・

 ギャング(ヒヨドリ)君も、スズメだったら、鋭い声で、追い払うのに、赤ゲラには一目置いているのでしょう、黒松に止まったきり動けない様子・・・
 それが可笑しい。自分達は落ちている餌を啄ばみ、蔓梅もどきの実を食べ、時々スズメを牽制している。

 この鳥の世界でも、色々とあるのでしょうね・・・

 今では、スズメがギャングに餌場を取られ、裏のオンコの木でチュンチュンと餌を催促していますが、なにせ、この大雪で撒いても撒いても充分にいきわたってはいないようで。
 可哀想と思っても、これ以上はどうしようもないです。

 そのうちに、ウソもきっと姿を見せてくれるでしょう・・・

 待ってます。

 


 きょうは「立春」!!

2010-02-04 14:48:59 | Weblog

 

                

  

 「立春」なのに寒い。

 時候の挨拶にも「立春とは、名ばかりで云々・・・」等と使われますがこれは、誤解で「立春だから寒い」のだそうです。

 「立春」はこの頃以降「春の気が立つ」と言う事からつけられた名称だそうです。

 つまり、立春は「今が寒さのピーク。これ以降はだんだん暖かくなってきますよ。」
 
と言う意味だそうです。

 なるほど、節分の昨日より、今日は若干ですけど凍れが緩んでいるようです。

 庭の白山石楠花の葉が少し開いています。昨日は針の先のように尖って細く、痛々しさを感じました。

 今日は同じ氷点下でも、陽ざしが強く、春の息吹がそこはかとなく、漂って・・・嬉しくなってきます。

 家の中の花々が、優しく咲いて眼を楽しませてくれてます。

 リハビリのせいでしょうか!足の痛さが随分楽になって幸せ・・・

 庭の花々やタヌくんに早く逢いたいです・・・。

         百人一首より   光孝天皇

  君がため 春の野に出でて若菜摘む 我が衣出に雪は降りつつ

 春の野に出て、若菜を摘んでいましたが、春だというのに、チラチラ雪がふってきて、着物の袖に雪が降りかかっています・・・。

 

 

 

 

 

 

  


 “如月です”

2010-02-01 15:01:45 | Weblog

   

              

   「あっ」と言う間に正月が過ぎ、如月(きさらぎ)になりました。

 如月とは寒さで着物を重ねて着ることから「着更着」と呼ぶようになったと言われています。
 当時の暖房とは、木炭のみでさぞ寒かった事でしょう・・・
幾重にも重ねて、寒さを凌いだのでしょうね。

 また、如月と言えば節分です。
 その、昔、立春を一年のはじまりである新年と考え、節分を大晦日として考えたようです。

 平安時代の宮中では、大晦日に陰陽師らによって旧年の厄や災難を祓い清める「追儺(ついな)」の行事が行われていました。
 室町時代以降は豆をまいて悪鬼を追い出す行事へと発展し、民間にも定着したそうです。

 平安の雅の世界にも、色んな事があり「春よ来い~早く来いと、春を待ったのでしょう・・・

 寒さの中にも優雅に咲いたのが「梅」であったようです。

  梅花言葉=厳しい美しさ・あでやかさ・華やかさ
         だそうです。

 私、あの痛かった足が、ほんの少し楽になりました。
ブログの入れ方を忘れぬ為にも、もう少し、頑張って書いてみます。