『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 ”もの思う秋”

2009-08-28 21:23:58 | Weblog

 

            
                    シュウメイ菊

      
           アオイ

      
           シラタマ

  何れも秋を思わせる淋しい花です。

 『八重葎(むぐら)しげれる宿のさびしさに 人こそ見えね秋は来にけ

 り』   恵慶法師(えぎょうほうし)

  幾重にも葎が生い茂っているこの宿は それだけでも寂しいという

 のにだれ一人として訪ねてきません

 なのに秋だけはいつの間にか訪ねてくるのですね

     葎とは、雑草のことを言うようです。

 恵慶法師とは?=(生没年不明)のようです。

 平安中期の人で三十六歌仙の一人です。

 花山天皇(984~986)の頃の人で、播磨国「兵庫県)の国分寺の僧

 だったといわれます。

 平兼盛・源重之らと親しく、当時の歌壇の中心的歌人で、自然をよ

 むのが 得意のようでした。

 

 何となく、この短歌(うた)が頭に浮かびました。

 

 

 

 


   “顔” 

2009-08-23 09:56:11 | Weblog

                  

                           
                                     エゾ萩

            
               シホウカク?(わからない)

           
                ガンコウラン

  萩の花が綺麗!優しくてたおやかで決して逆らわない・・・

  シホウカクと言って頂きました。5年位たった今、あの小さかったの

 がこんなに大きくなって花穂紫蘇のような可愛い花を咲かせていま

 す。

  ガンコウラン、れっきとした高山植物です。

 「エリカですか?」とよく聞かれますが葉が違います。似てると言えば

 むしろシホウカクに似てるかも・・・

  花を見ていると、秋の香りがあちらこちらに漂って何となくもの淋し

 さを否めません。

  病葉が一枚また一枚と落ちてきて、より一層秋への序奏を深めて

 いきます。

  友達が「顔」と言う題で詩を書いていました。

 あまりにも素敵で此処に ご披露したいのですが、断わりなく載せる

 ことができなく一寸残念・・・

 ただ、言えることは人間決して一つの顔では、有り得ないということ

 だとおもいます。

  本の題は忘れましたが、有吉佐和子さんの本で”七つ”の顔があ

 ると言われます。主人公が亡くなったとき七人の人が七人七様にそ

 の方の在りし日の話をするのです。もう、随分昔に読んだ本ですが、

 妙に心に残りました。

  たった一つの顔ですが、それに籠められた思いは人夫々に違い、

 それがどう表れるか?は、生き方でしょうか?

 

 

 

 

 


 ある日

2009-08-21 10:35:03 | Weblog

       

                  
                            カラマツ草

         
             花魁(オイラン)草

  高山植物のカラマツ草、小さいが一生懸命咲いている姿が何とも

 言えず微笑ましい。

  花魁草、名前のように華やかです。この切り株は銀杏の木が大き

 くなり過ぎ物騒だと夫が切ってしまいました。が2年たったいま、木の

 筋から葉が芽吹いてきてます。

  植物の生命の凄さ・・・「ガンバレ・ガンバレ・・・」

  少々の事で落ち込んではいられません。庭の花木たちがお手本を

 示してくれています。

  2・3日ぐずついた天気のせいで庭の花木も、スズメも元気がなかっ

 たようですが今日は久し振りにお日様の顔が見られ、我が家の庭も

 嬉々としています。

 

  生きている事の素晴らしさ・・・自分が自分らしく生きれれば、これ

 程の幸せはないと思う・・・

  小さい幸せを守ってきた筈なのに   ときとして とんでもなく違う

 自分をみて オロオロしてしまう 

 

 これも、生きている事の証でしょうか?

 

                
                          禊萩(ミソハギ)

  禊萩花言葉=切ないほどの愛

 禊(みそぎ)は水を注いで清めはらうこと。

 墓前にミソハギを水に浸して供物を清めた。

 清め花、別名盆花(ぼんばな)

 特別華やかなお花ではないが、お墓参りには、必ず持っていった花

 です。

 よくよく、見ると一つ一つの小花がお互いに支えあって咲いている可

 愛い花です。

 たまたま、花図鑑にのっていました。

 

 

 

 

 

     


暑い一日でした

2009-08-16 21:04:08 | Weblog

  

        
            エゾリンドウ

        
                 ムクゲ

        
               ミソハギ

  エゾリンドウ・ムクゲ・ミソハギ・等々秋に近い花が今を盛りと謳歌

 してます。

  体の疲れはまだ残っていますが、往復800キロ少々の道程ですの

 でこれは致し方ないことです。

  両親の法事をすませ、気持ち的にはホッとしました。

  道中何処のお宅でも、ムクゲとミソハギが満開で「秋」の香りが漂

 っていました。

  高速道路と言う便利な道があるので、昔を思うと疲れたなどと贅沢

 を言っちゃいけないのでしょうが、そのぶん当たり前の事ですが、年

 齢がふえているので疲れの度合いは同じということでしょうか・・・

  午後から、ある会合に出席。自分の無力さをしみじみと感じ、何で

 ここに、私がいるのかな?と不思議にさえ思えました。

 本当に如何すべきなんでしょう・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

       

    


賑やかスズメ

2009-08-11 16:42:42 | Weblog

  

              

  暑さのせいでしょうか、昨日のスズメの囀りは異常でした。

  たいがいの事は、理解できるつもり?だったはずなのに・・・

 どうしたことでしょう・・・全く判りません。餌もある水もある・・・

 きっと、急にきたこの暑さでバテたのかもしれません。

 私だって、暑くて少々参っているのにチュンコのかん高い囀りはもう、ウ

 ルサイ・・・

  ”ごん”は、暑くてデレットのびてます。

  我が家の文明の利器と言えば「扇風機」だけ。窓を全開にすると涼し

い風が家中を駆け回りそれだけで充分なんですけど、もし、”ごん”に

何かがあっては?と遠くの方から風を弱にした扇風機を使いました。

 今の、この時間またスズメのチュンコたちのお喋りです。

 昨日騒ぎすぎたせいでしょうか・・・今日はわりと靜かなスズメたちで

 す。

  そうこうしているうちに、孫が”ごん”をお迎えにきて、先程帰りました。

 責任を果たし「ホッ」

  

 

 

 

 

 


 ホーランドロップの”ごん”ちゃん

2009-08-09 15:34:08 | Weblog

 

              

             

    随分大きくなった「ホーランドロップ」のごんちゃんです。

 またまた、預かる羽目になりました。

  声も出さず、甘える仕草もない”ごん”ですが、食事とオヤツの時間
 だけは、覚えていて、一寸遅くなると金網に体をぶっつけ気を引きま
 す。

 上の写真はオヤツを食べ満足気な”ごん”

 下は、水を飲んでる”ごん”です。(どう!可愛いでしょう)

  1月に預かった時よりひと回り大きくなった”ごん”。
 話しかけても反応は少ないですが黒い目でジ~ット見られると、や
 はり可愛くてツイツイオヤツを多めにあげてしまう・・・

  ウサギは臭いと思っていましたが、今はすっかり改良され、殆ど臭
 いはありません。
  そして、たれ耳に愛嬌があってこれがまた、とても可愛い・・・

  我が家に来てくれる動物?小鳥たちは、皆な一方通行で、淋しさ
 はありますがそのぶん私が勝手に解釈して、お喋りしています。

  天気が良いので、ごんのお部屋掃除を外でしました。
 「タヌくん」渋い顔して、素知らぬふり・・・

  スズメのチュンコが「早くお家にはいってよ~」と、けたたましい・・・
 此方は餌を啄ばむため・・・

   こうして、暑い1日が終わるのです。



 
  

 

 

 

 

  


 七夕祭り

2009-08-07 15:15:22 | Weblog

  

          

   笹の葉サラサラ 軒端にゆれる お星様キラキラ 空から見てる・・・

 楽しい夢がいっぱい・・・あったころが懐かしい。

 ☆ 晴れたら、かささぎが橋となって、二人を会わせてくれる。
   雨だと水かさが増えて、かささぎも橋渡しが出来ない。

 ☆ 七夕に雨が降るのは久し振りに牽牛に会えた織り姫が流す嬉し
    涙。

 ☆ 七夕に曇るのは、会えた二人が周囲に見られないように隠れてし
    まうから。・・・・などなど。

 色んな風に言われている七夕祭り。

 情緒があって、この様な世界が大好き。

 今夜は、会えますね・・・一年分のお話があって!どんな話かな?

 

 

 


 夏の日

2009-08-06 14:48:06 | Weblog

 

          

    本当に久しぶりのお日様のニコニコ顔です。

 やっぱり、夏はこうでなくちゃ・・・

    

  昨日、今日はスイカの似合う日です。この暑さも何時まで続いてくれるのでしょう・・・ね

 明日は七夕さま、どうかお天気であってほしい。

  天の川を境にして会えなくなった織女(しゅくじょ・織姫)と牽牛(けんぎゅう・彦星)でしたが、七夕の夜にだけ、かささぎの橋を渡り、再会できるという悲恋物語として知られる七夕伝説。

 何故会えなくなったの?それはいいの・・・

 お星様を見て、その様な想像できる感性がスゴイ・・・

 短い夏の一日が過ぎようとしています。

  kosinaさん、

 どうぞ、懲りずにいらして下さい・・・どんなお花が一輪だったのでしょう・・・
 読みたかったです。

 

 

 

 


 葉月・月見月・・・

2009-08-01 15:28:53 | Weblog

 

                 
                             芙蓉

        

         
                       ポピー(昔ヒナゲシ)  


  時の移ろいは早く、文月が去り、葉月になりました。此の月のお花は芙蓉の花ですよね。そしてポピーが優しく咲いてます。
 私が種を蒔いた頃は、ヒナゲシと言ってましたが今はポピーです。
そのヒナゲシも、落ちた種が思いだしたように、芽吹き2~3本咲いているだけで、すごく淋しいです。

   芙蓉の花言葉=繊細な美・しとやかな美人・等々
   ヒナゲシの花言葉=忍耐・忘却

 芙蓉と言えば「新田次郎」さんの”芙蓉の人”の本を思い出します。富士山頂で気象観測に挑んだご夫妻の、話で奥様がまた素晴らしい。
 それはあの「藤原てい」さんですもの‥…

 私、この“葉月”と言う呼び名が優しいので好きです。

 全く違う世界へ行っているようで、夢があっていいなぁ・・・

 月見月・萩月とも言うようですが、この様な言葉に当て嵌めるなんて昔の人の感覚が素晴らしい・・・!

 今日の風は、お盆すぎの秋風のように爽やかで、夏がなく、秋になってしまうんですね。
 秋の足音が少し小さく聞こえてきます。