『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

春の序章!

2007-04-26 21:11:16 | Weblog

   

 昨夜から降ってる雨 夜中は軒先に叩きつける様に激しい降り方だったが風がなくなった所為でしょう今は、小雨になり静かに降り続いている   時々思い出した様に窓ガラスに水滴がコロコロっと転がってくる・・飽きずにじ~っと眺めているとその一つ々に夢がありそうで素敵に思える・・から不思議!  でも、陽が射し乾いてくると、この水玉模様が、折角拭いたガラスに否応無く、点々と、足跡を残してしまう・・厄介者なんです。  まぁこれも 雨の為せる業!!仕方ないか?

  そうこうして、我が家の小さい庭に目をやると、春の花々が可憐に気高く咲き誇っています「可愛い!」ほんとうに必死に咲いてる姿がいじらしいです。  なかでも、”エゾノエンゴサク・カタクリの花が私はすきなんです。   おやおや、 ヒマラヤ雪ノ下がピンクの花をつけ 「どう、美しいでしょう!」 ですって・・・

  余りにも暖かい春の陽を待ち望んで、ついつい「春の序章」を忘れて愚痴っぽくなってしまう人間って言うか?私の愚かさです。   何か一つ思うように行かなければ、自然にさへ恨みがましい事も言ってしまう・・・  

  間もなく、”ゴールデンウィーク”今年も三分の一が過ぎました。 せめて、残りの月日を、悔いのないように・・過ごしたいと思います。  

                             

 


季節はずれ?

2007-04-14 19:54:48 | Weblog

 朝起きてカーテンを開け驚きの第一声「あらら・・どうしたの?」 庭が真っ白・・雪に覆われています。四月も半ばと言うのに・・・!  まだチラチラと粉砂糖を振りかけている様に辺りを白に変えています。”ブルッ寒いはず”

 折角膨らみかけた水仙の蕾が「アラッ間違ったの?どうしよう!」と、固く蕾を閉ざしてしまった  クロッカスも、福寿草も・・・本当に変です。 まぁ、天候にも、その日の気分があると言うことかしら?

 我が家も多少変です。例年 雀が自分のお宿と”ピーチクパーチク”忙しげに餌を啄ばんでいるのに今年は「ヒヨドリ」に占領されてしまい、ほとんど来ないのです。何時も愛くるしい表情で、随分と癒されました「心の中で有り難う」・・・ が 始めは可愛くないと思ったそんな鵯(ヒヨドリ)でも何が気に入ったのか日がな一日いるのをみると、これも又可愛いです。が贅沢で、林檎しか食べない、米・向日葵の種といったすずめの啄ばむものは、見向きもしません。そして、面白いのが、”庭のギャング”と言われるだけあって、番(つがい)も居れば、独立愚連隊もいる・・この一匹狼がまたユニークで、散々食べ散らかして、木の上で眠ってしまい”ドシャン”と落ちるのです。  そして慌てずゆっくり辺りをみまわし林檎を口に銜えて飛んで行きます。 けっして自分に粗相はなかったと言う顔で・・・鳥にもプライドがあるんですね!

 今朝も又自分の居場所で一寸震えながら、林檎を啄ばんでいました。我が家ではこの 鵯を リンゴちゃんとよんでます。

                          

 

 

 


ピカピカの一年生

2007-04-07 14:53:02 | Weblog

     

  卯花月・花残月と綺麗なよびかたをされる4月  庭の雪も消えタヌキが愛嬌のある顔を出して、ギョロ眼で庭を眺めている。君もず~っと庭で冬を過ごす故か随分逞しくなったね!  雪が消えるとアチコチの汚れが目立ち ゴミ拾い道路掃きと仕事に切れ間が無い 先日一度目のガラスは拭きましたが これで終わるわけではない まだ、風の冷たいこの時期のガラス拭きは堪えます。

 弥生三月孫の卒園式 あっという間に 卯花月の四月小学校入学此処に ジィジ、バァバも参加しました。私こそ、二人の子供の、入学式・卒業式を経験し、その成長振りに感激し涙しました。 が、夫は”働く戦士”で一度も経験していない。口には、出さなかったが、参加したかったようでした(この度感じた)

 真逆、孫の入学式に出席する!!信じられない事実です。 が参加して又驚き  子供の両親がお揃いでさへ驚きなのに両家の祖父母まで・・・時代の流れと言う事でしょうか?まぁ、その中の一組でした。 あちら、こちらで、ビデオを廻すお父さん達 それが、役目なのでしょう走り廻っています。「お疲れ様」 とんでも無い所へ足を踏み居れた様に錯覚しました。そして、如何に自分が時代錯誤しているか・・・思い知らされました。

  子供たちは、親の懐から、巣立ちの第一歩です。チョッピリ不安気で緊張した 顔・々・々・幼稚園では見せなかった もう一つの顔です 真っ直ぐな目は担任の先生の姿を追ってます。

 10時~11時30分までの時間でしたが、子供にとっては、随分と長く感じたことでしょう!・・・

 夫は初めての経験に満足の体です。誘われた時は二の足を踏みました。  ジジ莫迦ババ莫迦と言われるでしょうけど来て良かった、孫の巣立ちの第一歩をしっかり見ることが出来た。 この、貴重な時間は再び巡ってこないのです。大切に仕舞っても過ぎた時間は戻らない・・・色んなことが頭を過ぎります。

 出会いと、別れが交差する4月・・・長く雪に鎖されていた故でしょうこの、饒な卯花月が眩しい。

  ”ピカピカの一年生に倖あれ”