『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

”半夏生”

2010-07-02 16:06:38 | Weblog

  

  
   半夏(カラスビシャク)

  半夏生に蛸をたべる何故蛸なの?気になり一寸調べてみました。

  ”半夏生”とは雑説で半夏(烏柄杓)と言う薬草が生える頃のこで、

  夏至から数えて11日目頃とされています。農家にとっては大事な

  節目の日で、この日までに農作業を終え、この日から5日間は休み

  とする 地方もあったそうです。

  この日は天から毒気が降りるといわれ、井戸にフタをして毒気を防

  いだりしたそうです。

  この半夏生に蛸を食べるのは、古来より農耕民族のお祭りとして、

  田植えが終了した時期に稲の根が蛸のように地に吸い付き、根付

  くよう祈願して、食されてきた風習だそうです。

  蛸の八本の足は末広がりを意味し、吸い付くように地を這うこと

  で、経営面での地盤が出来る縁起の良い食物とされています。

  また、栄養面でも、タンパク質、タウリンが豊富に含まれている事

  から、動脈硬化や肝臓病、視力低下の予防に効果があると言わ

  れており、暑い夏を健康的に乗り切るようにと願いを込めて食され

  てきたといわれています。

   今この時代全て機械農業です。が昔の人たちは手作業での作業

 だった事でしょう。そのご苦労は今の私には計り知れません。

 が、その事に肖って今夜は「蛸」をたべます。

 蛸を食べる・・・その都度思いだすでしょう・・・

  

 

 

 

  

  

 

 

 

   


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