『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

「ミヤマオダマキ」を見て「静御前」の話に繋がり、ちょっと悲しくなりました…

2015-05-16 15:27:29 | Weblog

 
                           
                                            2015-5-15- 深山苧環(ミヤマオダマキ)

     あなた

 「ミヤマオダマキ」がひっそりと咲いてます。

 丈が低く、ともすれば他の花に隠れてしまい、

 ”この辺にある筈”…と

 雑草を掻き分けると、ヒッソリとただ、ヒッソリと咲いてます。

 周りの雑草を這い蹲って抜きました。

 ようやく、陽の眼をみた「ミヤマオダマキ」。

 可愛いでしょう…

 「苧環」のなかでもとくに好きなのが「ミヤマオダマキ」です。

 花言葉=努力の勝利・あの人が気がかり・温和等など。

 小さい花なりに消えない努力をしているのでしょうね。

 そうか、あの人が気がかりとは?何時も大事に慈しんでくれた人がいない。

 って言うことなのでしょう…

 どんなに待っても絶対に来ない。

 これだけは、つよく言える。

 

 『みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに みだれそめにし 

                 われならなくに』 河原左大臣
                       

 『もろともに あはれとおもへ やまざくら はなよりほかに 

                 しるひともなし』 前大僧正行尊

 『しずやしず しずのおだまき 繰り返し むかしを今に 

     なすよしもがな』  静御前の詠みです。

 「オダマキ」の花を見ると、静御前が詠みながら頼朝の前で

 舞ったと言われる、舞い

 悲しかったでしょうに…気丈に舞い命が助かった。 

 戦国時代は残酷ですね…


 寒い日でしたが、今日もおわりです。

 咲き出した「ツツジ」の類が可哀想…

  

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

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いらして下さり有難うございました。 (kei)
2015-05-17 10:10:30
  小さなオダマキ喜んでいます。
 今まで陽の眼を見なかったので、世間の風に
 触れ、少々戸惑っています。
 褒められたこと嬉しかった様で…
 今日も可愛い姿で咲いてます。
 有難うございました。
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オダマキの花 (s-h-pal)
2015-05-17 09:49:23
ブルーのオダマキもいいですね。
白いのばかりと思っていましたので。
ひっそりと、という表現が似合っています。
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