あなた
淋しい冬の日です
降るともなしに
細かな粉砂糖の様な
雪がチラチラって
落ちてくる
冬囲いされた
庭の植物たち
ま～るく雪の山
その上に
小っちゃな雪の欠片が
落ちていく
こんな光景が好き
寒い日です
枕草子「冬」清少納言
冬はつとめて雪の降りたるはいふべきにもあらず
霜のいと白きも またさらでもいと寒きに
火など急ぎおこして炭もてわたるも
いとつきずきし昼になりてぬるく
ゆるびもてゆけば火桶の火も白き灰がにちに
なりてわろし 」
現代とは比べものに
ならないくらい
寒かった事と思います
暖は炭だけでしょう
わたしは
今の時代で良かったと
つくづく思います
日が暮れてきました
あなた
午前中出かけて来ました
足の痛い人
腰の痛い人
術後のひと…
夫々違うけど
みんな何処かに
具合の悪さを持ってる人たち…
でも
みんな元気
挫けてはいません
リハビリ頑張ってます
多少の痛さを我慢して
みんな
明るい…
わたしも
その中の一人
楽しんでます
悩んでも…
解決しないもね…
当たり前のことですが
寒い日です
チラチラって
粉雪が舞ってます
雪の白さが
落ち葉を覆い
とっても綺麗…
心の中も！
そうであれば……
間もなく今日の日も
暮れます
あなた
昨夜来コンモリと雪が積もりました
今冬初めて
除雪の人が来てくださった
すっかり
白です
お伽話の世界
そんな夢みたいな…
世界が綺麗…
心の中は
決して
メルヘンの
世界ではない…けど～～
あなたには
みんな見えてるかな？…
見えてるよね～～…
辛いものがいっぱい…
なんでこんなに
なっちゃったのか？
判らない…
お陽さんが顔をだしている
キラッツキラッツって
眩しい…
雪に埋まってしまった
タヌ！
春までおやすみ…
こんなに
美しい
雪の世界が好き……
2018-12-7-大雪
あなた
遂にドカンと大雪がきました
今朝は穏やかです
決して決して
歓迎する訳じゃないけど
来るものが来ると
気持ちも落ち着き…
首を長～くして春を待ちます
また
雪に籠る三か月！
色んな事があることでしょう…
わたしは
冬の寒さに負けず
頑張るね…
もう
幾許もなくして
今年も終わり…
そう思うと
淋しいなぁ…
また
あなたの前で
ブツブツと独り言を
言うことでしょう…
陽の光が
雪に反射して
キラキラと綺麗なガラスを
散りばめたよう…
チカチカと眼がいたい…
さぁ
今日も良い日で
頑張ります
あなた
とうとう大雪がきました
日が暮れて電気を付けなきゃ暗い家の中
外は雪の白さで仄明るく…
幻想的…
寒い
座ってる足もとが
寒い…
雪は止んだようです
結構積もりました
ガタンと音がするので
出て見ると
お向いの奥様
我が家の玄関先の雪を
寄せてくれてる
本当に感謝です
明日は
除雪に来てくれると思うよ…
今日も暮れました
長い
夜とのお付き合い…
淋しいけど…
がんばる～～ね
あなた
何となく慌ただしい日を過ごしています
特に何をする訳じゃないのに…
空は鈍色です
雪がない分
あったか～い…
雲の切れ間から
微かにお陽さんが
顔をだしている
またヒヨドリが番で
やってきました
優雅な姿で
冬囲いの竹に止まっている
今はリンゴも置いてないのに…
きっと
淋しいだろうと
慰めにやってきてくれたのでしょうね…
可愛いです
先ほど
ご近所のかた見えました
元気でいるかとの思いやり…
時々顔を見せてくれる
有り難いと思います
わたしは元気…
頑張ります…
あなた
時の経つのは早い…
師走です
此の儘
まっしぐらにお正月……
少しづつ
片付けものをして
ちょっと体調を崩し
礑と気が付けと
師走…
病院に何度もかけこみました
少々頑張りすぎた
きらいもあるけど……
楽しいこともいっぱい…
何処かで
ボタンの掛け違いもして…
そう簡単に戻れないのが
淋しい…
悩みながら
また一つ
齢を重ねます
凛とした初冬の空気…
庭も道路も
白で埋められ
綺麗……
あなた
庭もとうとう白くなってしまいました
粉雪がクルクルと
舞い降りてきます
来るべきものがきました
春までじ～っと我慢…
ひたすら我慢…
長い道程の旅です
沢山の人に出合いました
その中の一人
御年９１歳
背筋をシャンと伸ばし
はっきりとした話し方
細かな手作業
きり絵をしています
素晴らしい作品
彼女もまた
一人で暮らしています
何時もニコニコしてる
とてもお歳にはみえない
素敵な方です
わたしも
斯くありたい…
う～ん
彼女を目標に
邪念を祓い
生きて行きたい…
素敵な方に巡り合う喜び…
どうやら雪は止んだようです
鈍いお陽さんが
雲の切れ間から
チョッピリ
顔をだしました
間もなく
夜の帷が降りて来ます
