遊在朝来竹田城 [上平声一東韻]
朝来(アサゴ)竹田城に遊ぶ
鱗次櫛比返照紅、
鳞次(リンジ)櫛比(シッピ)して 返照(ヘンショウ)红なり、
蕭蕭松籟梵王宮。
蕭蕭(ショウショウ)たり松籟(ショウライ) 梵王宮(ボンオウキュウ)。
天空城迹泛雲海,
天空の城迹 雲海に泛び,
肯定誘人幻夢中。
肯定(カナラズヤ) 人を幻夢の中(ウチ)に誘わん。
註] 〇鱗次櫛比:甍がずらりと並んださま; 〇返照:
照り返し; 〇蕭蕭:木の枝葉が風に鳴って寂しげな
さま; 〇松籟:松の梢に吹く風; 〇梵王宮:お寺。
<現代語訳>
朝来竹田城に遊ぶ
歴史を感じさせる佇まいの家々の甍が夕陽に映えて紅に染まって、お寺に面した並木の松が風に鳴って、静寂の雰囲気を醸す。早朝、天空の城の石垣積みが一際雲海に浮き、知らず知らずに人を夢幻の内に誘っていくのである。
<簡体字表記>
游朝来竹田城
鳞次栉比返照紅,萧萧松籁梵王宫。
天空城迹泛云海,肯定诱人幻梦中,
<記>
2017/5/23~24 兵庫県朝来竹田(アサゴタケダ)城を訪ねる。金婚記念として、娘たちの好意により実現した旅行である。