2022年の映画です。
「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の続編で、「ジュラシック・ワールド」三部作の第3作目、完結編との位置づけです。
今までの作品に比べて、ストーリーは一本調子でラストも “万人、安心” のHappy endですし、本作のウリである恐竜たちの映像も見慣れてしまってインパクトはありません。
今日のレベルでは、“並”のエンターテインメント作品と言わざるを得ないでしょう。
とはいえ、以前の作品の主要メンバーが数多く登場人物していたり、ところどころに何某か過去の映画の「オマージュ」を想像させるシーンが織り込まれていたりと、昔からのファンに対するサービス精神は大いに感じられますね。
しかし、こうやってシリーズ作品を何本か観続けると、やはり第一作目の「ジュラシック・パーク」の衝撃は絶大だったと改めて感じます。当時としては超絶リアルな恐竜の映像はもちろん、あの蚊から抽出した血液に含まれるDNAをもとに恐竜を復元する発想には驚かされました。