1970年に公開された作品です。
当時は、 冷戦期のソビエト連邦でのロケが話題になったとのことです。
プロットはとてもシンプルです。単純なストーリーラインに、 主人公には人気スターを配し、 丁寧な映像と効果的な音楽という徹底的に “王道” を極めたつくりだと思います。
ある意味リアリティに乏しい物語なので、ソフィア・ ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの共演がウリで、 しっかりとそれに応えた二人の演技は見事でしたね。
あとは、 抒情に溢れるヘンリー・マンシーニのBGM、まさに “ 映画音楽の教科書” と言えるでしょう。