2015年に公開されたスウェーデン映画です。
ヒューマン・コメディといったテイストですが、 登場人物のキャラクタ設定が絶妙で、 それぞれのエピソードごとの絡み方も洒落ていました。
もちろんそういった役を演じる役者さんたちも、主役のロルフ・ ラッスゴードさん、 バハール・ パルスさんをはじめとしてみなさん好演でしたね。
演出面では、スウェーデンというお国柄もあり、 VOLVOやSAABといった車をめぐるやりとりも効果的でした し、ラストの “お嬢ちゃんがフェンスを閉める” シーンも気が利いています。
公開時も評判は良かったそうですが、わかりますね、 なかなか面白かったですよ。
ただ、一点気になったのは「幸せなひとりぼっち」 という邦題です。原題は「En man som heter Ove」(=A man called Ove)とのことですが、 こちらの方がずっとスマートだと思います。