“少子化”“高齢化”に向かう日本の未来の姿と課題を「年表」形式で解説したパートがメインで、後半は、著者が考える「諸課題解決の対策」を列挙しています。
参考になるのは主として前半の「年表」部分ですね。
「事実」→「推論」→「評価」と考え方の構成としては分かりやすく工夫されていると思います。
「評価」のコメントのところで著者の基本思想(所属新聞社?)の色が出るのは、それはそれで「なるほどね」と面白いのですが、それゆえに、「推論」までと「評価」とをキチンと意識的に峻別して読む(情報処理する)必要がありますね。
後半の「対策」は、これは難しい。
根っこにある課題は、
・放っておけば自分たちが享受できるにも関わらず、“そのメリットを後の世代のために献上する施策”を国民のコンセンサスとして採用することができるか
ということですから。
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