たい焼きを探しに、埼玉県新座市に来ました。
今年(2023年)の夏は例年以上に暑く、猛暑日が続く毎日です。こう気温が高いと、「たい焼きを食べる意欲が薄れてきそう~」といいたいのですが、最近のたい焼き屋さんも、たい焼きだけではなく、かき氷などの夏メニューを用意しています。
JR 武蔵野線に新座駅があります。その新座駅南口を出た所に、凄く夏っぽい「銘水ゼリー」と「和サイダー」の幟を発見。そしてこの2つに挟まれた、たい焼きの幟が見えます。
今回のお店は、たい焼き 純な さんの新座駅前店です。実は以前に、たい焼き 純な さんの川越店に行った事があり、本当なら掲載するはずでしたが、ここのたい焼きの味をもう一度確認したく、先延ばしにしていました。
(2022年1月 撮影)
ところが たい焼き 純な さんのホームページを見た時、川越店が2022年4月に閉店(移転準備の為)された事を知りました。
となれば、新座駅前店でたい焼きの味を確認するしかありません。
3種類のたい焼きのメニューの中から、僕はつぶあんを注文しました。「すぐに食べますか」と聞かれたので、僕は「はい」と答えました。すると少しの待ち時間の後に、小袋に入ったたい焼きを渡していただきました。これが結構な温かさで、でも注文してから焼いたにしては、時間が短すぎます?
小袋から取り出した 純な さんのたい焼きは、羽根が付いた長方形をしています。たい焼きの絵柄はくっきりとしていませんが、尾っぽが大きくそり上がっているのが特徴です。うん!この形に見覚えがあります。そう吉祥寺のハモニカ横丁にある、有職たい菓子本舗・天音 さんのたい焼きに似ています。純な さんのお店のどこにも、天音 さんの名前はありませんが、たぶん 天音 さんの流れを汲んでいると思われます。
そのたい焼きの羽根の部分をパリパリと、たい焼きの形の所まで食べ進めます。そしてたい焼きの頭をがぶりとかじると、ここの部分はしんなりとやわらかい生地でした。そしてお腹のつぶあんを口に入れると、「あれ!熱くない?」。 つまり表の生地と、中のつぶあんの温度差がありました。これは今まで感じた事のない、不思議な味わいです。さっぱりとした甘さのつぶあんでは、どことなく上品な味わいにも思えました。
さて表の生地と、中のつぶあんの温度差ですが、僕はこのカラクリを知っていました。たい焼きを注文して、正味2~3分経ってから渡していただきましたが、この数分の間に、既に出来上がっていたたい焼きを、もう一度連式の焼き型に置き、再度熱を加えていたのです。これは川越店で食べた時に、そのやり方を見ていたので、たぶん間違いないと思います。川越店の時は冬だったので、冷めるのが早かったけれど、今回は夏という事で、表が熱々でした。
たい焼き 純な さんは、たい焼きが看板商品ですが、和菓子の種類も豊富だし、ポップでカラフルな和サイダーやかき氷も販売しています。
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