たい焼きを探しに浜松にやって来ました。静岡県浜松市には多くのたい焼き屋さんがありますが、場所柄暑い地域ということもあり、秋からお店を開けるたい焼き屋さんも少なくありません。そんな中でも頑張ってたい焼きを焼いているお店もあり、今回はその一つのお店を訪れました。
とはいいましたが、実際にお店が開いているか行ってみないとわからなく、ともかく運動不足解消の意味も込めて浜松駅から歩きました。今から行くたい焼き屋さんは、遠州鉄道の八幡駅が最寄り駅で、新浜松から3つ目の駅。地図で見ると歩ける距離なのですが、この日は暑く、道中半ば「電車に乗ればよかった」とちょっと後悔。国道152号線のゆるい上り坂もなんだかキツイ!この道から牛山公園に向かう路地を入り、一つ目の角を左に曲がると、すぐ左に たこ焼&たいやき の看板発見。でも・・・なんだか営業していない雰囲気?恐る恐るお店に近づいて見ると、やはり窓に「準備中」の立て札が~・・・!「あーやっちまった↓」と思いながら、お店の横を通り過ぎた。するとお店の小窓が開いているのに気づく。
でもこのお店の雰囲気と、なにより暖簾が出ていないのが閉店(やっていない)の決めてかな・・・?電車に乗らず、ここまで20分近く歩いて来たことを後悔。このまま諦めて帰るのもなんなんで、開いている小窓に頭を突っ込み「すみません、やってますか」と言ってみた。すると奥から「やっているにはやっているけど・・・」と言いながらおじさんが姿を現した。僕はこの言葉に「あらら、やっているの?」と少し拍子抜け。だって「準備中」の札が出ているじゃないか。でもこのおじさんの表情は、まんざら嫌でもなさそうです。
おじさんの気が変わらないうちに、「あんこ(たい焼き)一ついいですか」と即注文。「5分待ってね」と連式のたい焼き機に火をつけた。1個100円のたい焼きでも、嫌な顔一つ見せないで焼いてくれるおじさんはすばらしい。そんなおじさんにもっとやる気を出してもらう意味も含め、ちゃんと買う意思表示で窓際に100円を置いた。すると5連式のたい焼き機全てにたいや焼きの生地を流し始めた。3つはクリーム、2つはたっぷりのあんこを乗せた。「あれれ、僕は一つでいいのに・・・」と思いながら、その作業を横目でジーと眺めていた。
ちょっと残念なのが、お店の中があまり整頓されていない。正直いって、とんねるずみなさんのおかげでした・きたなトランに出てもおかしくない感じ。この雰囲気を見て、おじさんに「何年やっているんですか」とたずねてみた。すると30年くらいやっているらしく、お祭りなどがある時は屋台もやっているそうです。ここのお店はたい焼きとたこ焼きをやっているので、むしろジャンボたこ焼きの方がニーズはあるのでは?
5分少しして、たい焼きが出来上がりました。それを紙袋に入れていただき、帰り道食べる事にしました。今度は最寄駅の八幡駅から電車に乗ることにしましょう。見た目は羽根がいっぱい付いていて、これが100円と考えると随分とお得かな?形はよくあるたい焼きで、こんがりとした焼き色がいいけれど、ただ一つ思うことがあります。おじさんには申し訳ないけれど、お店の雰囲気からしてあまり期待していなかったのが真意です。でもこればっかしは食べてみないことには始まりません。たい焼きの頭をひと口食べると、なんとパリッとした香ばしい皮の下に、ふわりとした甘い生地。そうこの生地の味は・・・・、ホットケージに似てます。あんこだってこんなに沢山入っているのに、程よい甘さで、甘たるくならない。「おじさん、いい仕事しているじゃん」なんて偉そうなに言いましたが、30年の経歴は伊達じゃない。ただ一つ注文を言えば、焼き始めだから仕方ないけれど、ちょっと型にぬった油が多かったかな?若干油の臭いが感じられました。後はお店を綺麗にすればグッド(大きなお世話ですね)ですね。
あ!そうそう、やはり気になるのが、残りの4つのたい焼きはどうするのでしょう・・?
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