おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

たい焼きを探しに・・・・・   しぶや   in  静岡県浜松市中区

2013年09月16日 | たい焼き


 たい焼きを探し浜松にやって来ました。静岡県浜松市には多くのたい焼き屋さんがありますが、場所柄暑い地域ということもあり、秋からお店を開けるたい焼き屋さんも少なくありません。そんな中でも頑張ってたい焼きを焼いているお店もあり、今回はその一つのお店を訪れました。
 とはいいましたが、実際にお店が開いているか行ってみないとわからなく、ともかく運動不足解消の意味も込めて浜松駅から歩きました。今から行くたい焼き屋さんは、遠州鉄道八幡駅が最寄り駅で、新浜松から3つ目の駅。地図で見ると歩ける距離なのですが、この日は暑く、道中半ば「電車に乗ればよかった」とちょっと後悔。国道152号線のゆるい上り坂もなんだかキツイ!この道から牛山公園に向かう路地を入り、一つ目の角を左に曲がると、すぐ左に たこ焼たいやき の看板発見。でも・・・なんだか営業していない雰囲気?恐る恐るお店に近づいて見ると、やはり窓に「準備中」の立て札が~・・・!「あーやっちまった↓」と思いながら、お店の横を通り過ぎた。するとお店の小窓が開いているのに気づく。

          

 でもこのお店の雰囲気と、なにより暖簾が出ていないのが閉店(やっていない)の決めてかな・・・?電車に乗らず、ここまで20分近く歩いて来たことを後悔。このまま諦めて帰るのもなんなんで、開いている小窓に頭を突っ込み「すみません、やってますか」と言ってみた。すると奥から「やっているにはやっているけど・・・」と言いながらおじさんが姿を現した。僕はこの言葉に「あらら、やっているの?」と少し拍子抜け。だって「準備中」の札が出ているじゃないか。でもこのおじさんの表情は、まんざら嫌でもなさそうです。
 おじさんの気が変わらないうちに、「あんこ(たい焼き)一ついいですか」と即注文。「5分待ってね」と連式のたい焼き機に火をつけた。1個100円のたい焼きでも、嫌な顔一つ見せないで焼いてくれるおじさんはすばらしい。そんなおじさんにもっとやる気を出してもらう意味も含め、ちゃんと買う意思表示で窓際に100円を置いた。すると5連式のたい焼き機全てにたいや焼きの生地を流し始めた。3つはクリーム、2つはたっぷりのあんこを乗せた。「あれれ、僕は一つでいいのに・・・」と思いながら、その作業を横目でジーと眺めていた。
 ちょっと残念なのが、お店の中があまり整頓されていない。正直いって、とんねるずみなさんのおかげでしたきたなトランに出てもおかしくない感じ。この雰囲気を見て、おじさんに「何年やっているんですか」とたずねてみた。すると30年くらいやっているらしく、お祭りなどがある時は屋台もやっているそうです。ここのお店はたい焼きたこ焼きをやっているので、むしろジャンボたこ焼きの方がニーズはあるのでは?
 5分少しして、たい焼きが出来上がりました。それを紙袋に入れていただき、帰り道食べる事にしました。今度は最寄駅の八幡駅から電車に乗ることにしましょう。見た目は羽根がいっぱい付いていて、これが100円と考えると随分とお得かな?形はよくあるたい焼きで、こんがりとした焼き色がいいけれど、ただ一つ思うことがあります。おじさんには申し訳ないけれど、お店の雰囲気からしてあまり期待していなかったのが真意です。でもこればっかしは食べてみないことには始まりません。たい焼きの頭をひと口食べると、なんとパリッとした香ばしい皮の下に、ふわりとした甘い生地。そうこの生地の味は・・・・、ホットケージに似てます。あんこだってこんなに沢山入っているのに、程よい甘さで、甘たるくならない。「おじさん、いい仕事しているじゃん」なんて偉そうなに言いましたが、30年の経歴は伊達じゃない。ただ一つ注文を言えば、焼き始めだから仕方ないけれど、ちょっと型にぬった油が多かったかな?若干油の臭いが感じられました。後はお店を綺麗にすればグッド(大きなお世話ですね)ですね。
 あ!そうそう、やはり気になるのが、残りの4つのたい焼きはどうするのでしょう・・?


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