本格的な冬ですね。毎日毎日寒い日が続くと、外に出るのもおっくうになります。でも黙って家の中にいては、新しい発見に出会う事が出来ません。
とある午後、僕は神奈川県横須賀にいました。まあここから千葉に帰るわけですが、一番早く着くには京浜急行の特急で品川駅に向かうのがベスト。もうすぐ陽も落ちる頃で、横須賀と言えども寒い。早く帰ろうと思いましたが、ここでたい焼きを食べたい気持ちになったのです。やはり寒さのせいですかね?今いる所から一番近いたい焼き屋というと、横浜市磯子区にあるながら本店です。とはいえこのお店は一度も訪れた事がなく、情報が少ないため営業日や営業時間も把握してません。まあダメもとで行ってみることにしました。
京浜急行の特急を見送り、次に来た各駅停車の列車に乗り込みました。時は既に薄っすら暗くなり始めます。僕が向かう杉田駅は特急が停まらない為、仕方なく各駅停車の列車に乗ったわけですが、さすがに乗車客は少ないです。一つ一つ駅に停まる度、だんだん辺りが暗くなって来ました。やっと京浜急行本線の杉田駅に着いた時には、もう既に真っ暗になってしまいました。
駅の階段を下り、細い通りに出ました。ここは駅前商店街という事で人通りが多く、小さい駅にしては活気があります。確か駅前にお店があるということでしたが、辺りを見渡しました。すると暗闇にうっすら「ながら」の文字が書かれた店を見つけました。「ラッキー」というか「開いてて良かった」の気持ちでした。早速たい焼きを買いに通りを渡り店に向かいます。こちらのながら本店さんは、たい焼きだけでなく今川焼きやおにぎりも売っていて、お店の中にはおにぎりを売る人と、たい焼き&今川焼きを売る人の二人の女性が応対してました。たい焼き一匹を注文し105円を支払うと、既に焼いてあったたい焼きを紙袋に入れて手渡してくれました。
日が暮れると寒さが増し、このたい焼きの温かさがとても愛しい。プララ杉田1Fフロアのベンチに座り、紙袋の中からたい焼きを取り出し、撮影をして後冷めないうちに即ガブリ。形といい食感といいこの甘さといい、これぞ昔ながらのよく知っているたい焼きです。ふわっとした厚い生地の中に甘い餡子が詰まっていて、案外このたい焼きが好きという人が多いと思います。値段も105円と大きさの割りに安いし、小さな駅前商店街で愛されている昔ながらの味です。
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