おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

小江戸・佐原を歩く2008

2008年11月21日 | 旅行

 小江戸と言われる所は、関東で数箇所あります。一番有名な所というと、埼玉県の川越があげられます。神奈川だと鎌倉ですか、それとも小田原ですか?では千葉県はどこでしょう・・・?一部旧い造りの場所はいろんな所にありますが、町ぐるみで力を入れている所といったら、千葉県香取市佐原があげられるのでは?近くに利根川が流れ、もう少し東に進むと銚子に着きます。そんな千葉県の端にある、小江戸・佐原の町を歩いて見ました
 秋も終わりかけた午後のある日、さすがに観光客の姿もまばらです。ここ佐原の見どころは、真中を流れる小野川の周辺がいい感じです。川のほとりにしだれ柳が植えられ、おだやかな川面の写るその姿が、どことなく情緒をあります。その両側に立ち並ぶ家々も、旧い造りのまま残されていました。あえてこのような造りにしている所も有るようですが、現に住んでいる方々の町作りの頑張りを感じました。

          佐原の小野川  

 その旧い町並みの中に、江戸時代に歩いて測量し日本地図を作った、あの伊能忠敬の旧宅が有ります。現在は記念館として中を見学することができます。上の写真がその伊能忠敬記念館になります。その記念館の中庭に柿木があり、柿の実が1個だけ落ちずに名残惜しくしがみ付いていました。その柿の実を眺めていると、庭の真中を通っている水路を、突然水が流れ出しました?だれも住んでいない旧宅の中庭を何故?その疑問はすぐに解決しました。伊能忠敬記念館を出ると、先ほどまで静かな小野川がやけに騒がしい?その目の前に橋を見ると、橋の隙間から水が流れ落ちているではないですか。この橋は樋橋といい、昔は農業用水路の役目を果たしていました。現在では人が渡れる様になり、水の落ちる音を用いて通称ジャージャー橋と呼ばれています。静かな佐原の町に響く名所になっていて、約30分おきに水が流れ落ちる様子が見れます。ちなみにこのジャージャー橋は、環境省の日本の音風景100選になっています。


          ジャージャー橋  




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2 コメント

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こんにちは (mina)
2008-11-21 15:34:49
私も佐原や潮来などに比較的近く、たまに足を伸ばしますが、なんて事の無い所に風情があり、また季節感を体感できてちょっとした旅行者気分にひたれますね!小江戸風景にも情緒があり身近に時代風景を感じる事ができる素敵な所ですね(^o^)/

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こんにちは (部屋の住人)
2008-11-22 17:19:30
 いいところに住んでいますね。近日中にあの鯛焼き屋の記事を書くので、楽しみにして下さい。たぶん地元の方なら知っていると思います。
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