たい焼きを探しに、東京都は台東区にやって来ました。台東区とい・え・ば、上野や浅草といった、東京以外の方でもその名前を聞いた事があると思います。最近では東京スカイツリーもできて、上野・浅草・東京スカイツリーが一直線に並ぶ観光スポットとなりました。但し東京スカイツリーだけは墨田区になりますが・・・。今回のたい焼き屋さんは、この3拠点を廻った際に、ルートによっては目にする事がある、そんな場所にあります。
浅草から東京スカイツリーに行く場合、雷門がある通りから吾妻橋を渡るか、浅草花やしき方向から来て言問橋を渡る方法があります。多分ですが、多くの人は吾妻橋を渡るルートを選ぶでしょう。でも今回ご紹介するたい焼きを食べるなら、言問橋を渡って東京スカイツリーに行く事をお勧めします。そのたい焼き屋さんは、言問橋と江戸通りの交差点にある忍者たい焼です。
お店の前にメニューが置かれていて、お店の名前のとおり、忍者の絵柄のオリジナルな形をしてます。上の写真では、頭巾をかぶったたい焼きのお腹の所に刀があります。ひっくり返すと、反対側には「浅草」の文字が書かれてます。何で浅草で忍者・・・?なのかは疑問もありますが、それはこちらのお店の遊び心ということで。それよりもここ忍者たい焼さんには、もう一つネクたい焼きなる物もメニューにあります。たい焼き柄のネクタイの形をしたたい焼きですが、これも大いに遊び心があるオリジナルなたい焼きです。
忍者たい焼さんのたい焼きの形もそうですが、中に入っている餡もオリジナル。定番のあずきあんをはじめ、みそバターあんや梅干しあんといった、こちらでしか味わうえないであろう味があります。それにプラスして夏限定?の、抹茶アイスやソフトクリームをはさんだたい焼きも売ってました。寒い季節のたい焼きも、暑い季節になると購買意欲が薄れますが、このようなトッピングにしてくれると買いたくなりますね。
まずは定番のあずきあんを買いました。既に焼かれてあったたい焼きを、紙袋に入れて渡していただきました。それを頭巾をかぶった頭から食べると、皮はホットケーキの生地のようで、ふわっとしたやわらかい食感です。中の餡子は甘く、このやわらかい生地に合いますね。
といつもならここで終わりですが、実はど~しても食べてみたいたい焼きがもう一つありました。ネクたい焼き・・・ではなく、店の前のディスプレイに飾ってあった抹茶あずきのたい焼きです。外が暑かった事もありますが、この時期にしか食べられないのなら、是非ともいただきたい。ということで、もう一度たい焼きを注文しました。すると先程と違い、出来上がるまで少し時間がかかるそうです?あっそうか!抹茶あいすをはさむので、すぐに出来ないのはしょうがない。お店の中にあるカウンターの椅子に座り、出来上がるまで待つ事にしました。
数分待ってますが、なかなか出来て来ません?さてさて・・・。すると10分くらいして、抹茶あずきたい焼きが出来上がりました。三角の白い厚手の紙袋に入ったたい焼きを渡していただくと同時に、何故か「熱いので気をつけて下さい」と一言?いつも焼きたてのたい焼きを手渡していただく時に、同じような一言を添えてくれますが、でも僕が注文したのは、抹茶あいすが入ったたい焼きです。すると厚手の袋から、じわじわと指先に熱さが伝わって来ます。ということはですよ、あの10分の空白の時間にたい焼きを焼いていた!この場合、冷めた生地の方がいいのでは?と考えるのが普通ですが、既に僕の手の中には焼きたてのたい焼きが・・・。熱いたい焼きと冷たい抹茶あいす!僕の方程式に当てはめると、熱い物+冷たい溶ける物=早く食べないとダメという計算になります。でこの厚手の逆三角形の紙袋なんですね。
早速抹茶あずきたい焼きの背中からはみ出ている抹茶あいすにかぶりつきました。苦味の効いた抹茶あいすが冷たくて美味しい。これがふわりとした熱いたい焼きの生地におもしろいようにピッタリ。口の中で冷たい物と熱い物とがまじわる瞬間がなんとも良い感じ。抹茶あいすの奥にあずきあんがおかれ、これまた抹茶の苦味とあずきの甘さが良い具合に味覚を喜ばせる。これらを忍者の形をしたたい焼きのやわらかい生地が美味しく包んでくれる。抹茶あいすが溶け出すとちょと食べるのに苦労しますが、後になって考えると、熱い生地の方が美味しいかも。是非チャレンジしてみて下さい。
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