たい焼きを探しに、千葉県松戸市に来ました。
今回はJR 常磐線の北小金駅からスタートです。駅の南口を出て、右方向に進みます。すると交差点の所に、小金宿の案内板が置かれていました。当時この辺りは水戸街道の小金宿で、この案内板から先に進むと本陣があり、この道沿いに多くの旅籠が並んでいた事でしょう。その中で、唯一江戸時代末期に建てられた旅籠・玉屋が、現在残されているそうです。今回のたい焼き屋さんは、この道沿いにあります。
小金宿の案内板から数十mくらい進むと、右側にマツモトキヨシの店舗が見えて来ます。その反対側に、今回のたい焼き屋さんを発見しました。
お店の名前は てまり さんで、一軒家の一角がお店になっていました。その為、暖簾が出ていないと、通り過ぎてしまうかも?
てまりさんのたい焼きは、つぶあん・こしあん・カスタードの3種類で、僕はつぶあんのたい焼きを買う事にしました。驚いたのがたい焼きの値段で、絶滅しつつある100円たい焼きでした。
ちょうど焼いている途中という事で、しばし待つ事にしました。「たいやき」の暖簾の奥で、年配のおじさんと女性の方の二人で、お店を切り盛りしていました。その様子を見ていると、てまりさんは連式のたい焼きでした。
数分した後、たい焼きが出来上がりました。小袋に入れられたたい焼きの熱が、じわーと伝わって来ました。それを持ち、小金宿の案内板の所で食べる事にしました。
小袋から取り出した てまりさんのたい焼きは、ご覧のような大きさです。
上から見た時(最初の写真)と、横から見た時のギャップ。これで100円ですよ!
焼いているところを見ていましたが、連式で生地を1枚づつ焼き、生地の上につぶあんを置き、その上に生地をもう1枚重ねました。その瞬間「おっ!」と思いましたが、実際手にしてみると、そのボリュームに驚きです。もう一度言いますが、これで100円です!
この分厚いたい焼きを食べるわけですが、大口開けても無理なので、片方の生地から食べました。焼き立ての生地はふっくらやわらかく、ほんのり甘味を感じました。はさんであるつぶあんは、この生地の大きさの割に、若干少ないよう思えますが、ほどよい甘さのつぶあんと、生地の甘味がいい具合に結び合い、たい焼き全体がちょうどいいおいしさになります。
見た目と手に持った時からわかっていましたが、約2匹分のたい焼きがお腹に入りました。なかなかの食べ応えで、十分お腹が満たされました。
ちなみに僕が食べてた場所の横が、マツモトキヨシさん発祥の地でした。
小金宿の角地で最初(昭和7年)の店舗がはじまり、いまでは全国にお店があります。
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