たい焼きを探しに、静岡県富士市に来ました。名前のとおり、富士山が間近に拝める、駿河湾と富士山に挟まれた市です。僕が訪れた日は晴れていましたが、残念な事に雲がかかっていて、優美な姿を眺める事ができせんでした。
東西に長い静岡県ですが、一番の主要道路が国道1号線です。静岡県のたい焼き屋さんの多くは、この国道1号線近くにお店があります。今回のたい焼き屋さんも、国道1号線から100m弱の所にあります。駅は新富士駅が近くにありますが、これは東海道新幹線の駅になります。
今回のお店の名前は、恵比寿屋さんです。駐車場が大きいので、車で訪店しても大丈夫です。
お店の看板の恵比寿さんが、たい焼きを持っています。恵比寿屋さんの店内に入ると、すぐ正面でたい焼きを焼いていました。しかしたい焼きを注文するのはココではなく、入って左側に置かれた券売機で、券を購入します。ラーメン屋さんや食堂でよく見るアレです。今まで多くのたい焼き屋さんを訪れましたが、券でたい焼きを買ったのは初めてかも?
早速たい焼きを買おうと、券売機の前に立ちました。するとボタンを押す指が、一瞬止まりました。なんと券売機のボタンが100個あり、それらにたくさんのメニューが書かれていました。 一番上の列が赤あんで、2列目が白あんになっていました。恵比寿屋さんのたい焼きは、赤あんがつぶあんです。つまり左端から、たい焼1ケ・たい焼2ケ~5ケときて、そして大量購入の方用に、たい焼10ケ~のボタンが用意されていました。
その他に抹茶たい焼きがありましたが、売り切れのランプが点灯していました。ちなみにその他のボタンは、お好み焼・焼きそば・ソフトクリームなどが購入できます。その為、100個のボタンが必要なんですね? 店内には、広めのイートインスペースがあるので、お好み焼きや焼きそばなどは、そこでゆっくり食べられそうです。
購入方法がわかれば、もうこっちのもの。即、赤あんを1ケ購入しました。その券をカウンターの方に渡して、しばらく待つ事にしました。既に2人の方が待っていたので、カウンターから少し離れた所に立っていました。すると「赤あん1つの方~」と呼ぶ声が・・・? 他の方は動かないので、自分である事が判明! 確かに、小袋を持った店員さんが、こちらを見ていました。たぶん他の方は、大量購入かその他の物を注文したのでしょう?
渡されて小袋を持って、駐車場の車の所で食べました。見た目は普通の連式のたい焼きですが、恵比寿屋さんのたい焼きを手にもってみると、ずっしりとした重さを感じました。
そのたい焼きの頭からがぶりと・・・。こんがりと焼かれた生地はやわらかく、中から赤あん(つぶあん)が出て来ました。程よい甘さのつぶあんで、その中に小豆のうま味も感じられます。最初感じたずっしりとした物は、たっぷり詰まった甘い赤あんでした。「甘い、甘い」と言ってはいますが、くどくない甘さで、むしろおいしい甘さです。
たい焼きの周りに、少し羽根が付いていますが、ここがカリッとして香ばしいのも、恵比寿屋さんのたい焼きの特徴です。
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