杜の都仙台にも、ちゃんと たい焼き屋さんが有りました。
仙台駅西口のアーケード街を抜け、大きな交差点を渡った左側にうす皮たい焼き 鯛きちが有ります。お店は小こじんまりしていて、中にちょっとしたカウンターが設けられていました。曇り空の午後にしては、お客さんは引き入りなしに来て、行列が出来るか出来ないかのタイミングで、たい焼きが売れていました。
注文をするまでの間、たい焼きを作っている様子を、ガラス越しに見ていました。勿論手際よくドンドン焼きたてが出て来ます、ここのたい焼きの場合、出来上がると端に耳がついています。そしてお客さんに渡る時には、きれいにその余分な耳を取ってくれます。その取り除いた耳は、レジに所にあるザルに入れられ、注文待ちの客さんにサービスで出しています。ほんのささいな事ですが、ごみを出さないエコの姿勢はすばらしいと思います。
僕の順番が来て、小倉とクリームの2種類を買いました。出来たてはアツアツで、手にもった袋の周りがとても温かいです。もったいないけれど、少し冷まして食べて見ました。お店の名前のとおりたい焼きの皮が薄く、中の小倉がやや透けて見えます。食感は確かにパリッとしていますが、どことなく弾力が感じられます。小倉餡も程よい甘さで、たい焼きにはお決まりのしっぽの先まで入っていました。クリームも丁度良い甘さで、小倉とは違うなにか洋菓子を食べている感じがしました。
このうす皮たい焼き 鯛きちは、現在仙台に2店舗と、関東では埼玉県の西川口(掲載当時)にお店が有ります。
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