JR 大井町駅から池上通りを蒲田方面に進みます。このあたりは小さなお店が並ぶ、歩道に屋根がついた昔ながらの商店街です。旧いお店もあれば新しいおしゃれなお店もある、そんな庶民的な通りの中に、いつものあの赤い幟を見つけました。そのたい焼き屋の名前は「たい喜」といい、外からたい焼きを焼いている姿がのぞける、ガラス張りの小さなお店です。
メニューには、小倉・クリーム・チョコレートといった定番の他に、抹茶・黒豆・焼きいもあんといったオリジナルメニューもありました。とりあえず小倉は食べておきたい。気になるのが後の3つですが、焼いているたい焼きを見ると、ぶ厚くてなんだか食べ応えありそうです。今日のところは小倉のみで我慢することにします。
たい焼きを買うには、長椅子が置いてある店の中で購入。小倉あんのたい焼き1個120円を支払うと、お店のおじさんがたい焼きの入った白い紙袋を手渡してくれました。
この日は季節はずれの気温30度超えの猛暑日。手に持った白い袋も熱い。冷めるまで裏路地をぶらぶら。池上通りから一歩中に入ると、そこは静かな住宅街。不規則な細い路地を歩いて行くと、学校が突然現れました。この辺でたい焼きタイムとしましょう。
袋を開け、たい喜のたい焼きを取り出しました。それは先に両面を焼き、餡子をはさんで後で両方をあわせるはさみ焼きタイプのたい焼きでした。だから最初見たときに、ぶ厚かったわけですね。それを大きな口を開け頭からかぶりつくと、意外にもたい焼きの皮がパリッとしてました?いや、薄皮ではないのでパリッというより、サクッと言ったほうがいいのかな?このなんともいえない食感は、食べるまで想像していませんでした。そして中の小倉あんは、滑らかで上品な舌触りと甘さがとてもいいですね。甘いんだけど、しつこくない甘さが、食べていて飽きない。それがまた、このたい焼きの皮に合うんだよね。食べ進んで行くと、このはさみタイプのたい焼きの欠点が現れたのです。結構餡子が入っていることもあり、たい焼きの皮と皮の間から餡子がはみ出してしまいました。まあ欠点といいましたが、愛嬌でもあります。時にははみ出した小倉あんを、直に味わうのもいいものです。
食べ終えると、やはり結構な大きさに、1個でそこそこ満腹近になります。でも抹茶と黒豆の餡子も気になりますね。
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