せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

中間検査と保険の検査

2009年02月04日 | a05監理_神奈川県 藤沢市H邸新築工事

本日は「構造の軸組緊結時」の検査機関の検査である。

090204 作業の道具など動かしながら、施工の様子を検査員に見てもらう

監理者としては、建築基準法上の確認申請図書の内容通りに現場が出来ているか検査を受ける日である。また、変更点は事前に変更届を出しておく。しかし、その点はあまり詳しくは見られないので、???と思っていると、

検査機関が、施工会社の建物の保険のチェックを行う機関でもあるため、施工者が申請した書類を元にチェックを行われた。その書類は、こちらの手元にないため、一体何をチェックするのか、あの資料がない、この資料がないと検査員に担当者が言われて、図面はあるのにおかしいなと様子を見守るしかないという事態に落ちいり、かなり焦った。

中間検査に関しては現場担当者と事前に打合せし、準備万端だと思っていた。しかし保険の検査は施工者がいつもやっていますからという話だったので、お任せしていたのがいけなかった。「保険の現場検査に関しては中間検査や完了検査の建築士法に定められた工事監理とは異なります」と保険の資料に明文化されているとは言え、これからは資料をもらっておこう。

実際には書類の不備だけで、現場での施工に問題が合ったわけではないので、良かった。

瑕疵保証の法的な義務づけはまだ先なのだが、今回既に保険に入っている施工者を選定した。しかしながら監理者とやるのは不慣れなようで、検査日程も相談なく検査機関と決めていて、え~!!と困った。(こちらのスケジュールも考慮してねと、実際に変えてもらったが)

監理者は書類を出す必要があり、一週間以上前に相談下さいと施工会社の社長に言っていたのだが、担当者が早まったらしい。

とにもかくにも、今回の現場はいろいろとあり毎日がドキドキの連続である。
興奮と覚醒の現場とも言える。こういう現場は久しぶりなので、きっと私の新しい成長のチャンスなのだろう。

子育ての大変さに比べれば、仕事の大変さなんて平気と思うことにしている。
親としての我慢が、人間としての成長がなければ、諸々に対応しきれなかったかもしれない。