屋根壁の通気を確保する為に、下地での様々な工夫がある。
屋根の垂木を通気方向と直行して配置している庇の跳ね出し部分に通気の開口をお願いしていたのだが、一方向のみしか施工がなされていなかった。
一応孔開けはしてあるのだがこれだけでは心もとない。当初は25×75mmくらいの開口予定だったので、箇所を増やしてもらう
今日は大工さんとも顔を合わせての現場定例だったので、その部分の軒下を貼る前に、再度全箇所孔開けを頼む。
相当な手間であることは、こちらも承知なのだが、やはりなるべく機能をあげたい。
壁の通気の下地も監督さん大工さんと打ち合せて、とにかく機能性を確保しようと通常よりひと手間掛けてもらっている。
現場へ行くことは、なかなか時間を割くことではあるが、こちらの設計の想いや機能の説明が出来るので、定期的に通うことの意味は大きい。
担当者へ説明→職人さんへの説明ではどうしても、ニュアンスが伝わらなかったり、何が大事な部分かというのが十分に伝わらない時がある。
また、職人さんの工夫や仕事のしやすさも確認しながら、こちらの希望を言えるのでコミュニケーションが双方向になるメリットは大きい。
そこで、なるべく同席で一緒に考え、一緒に解決というスタイルで進めている。