この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

『このミス』を買いました。

2012-12-17 22:32:38 | 読書
 本読みにとって、もはや年末を飾る風物詩と言っていい、『このミステリーがすごい!2013年版』、通称『このミス』を買いました。

 毎年『このミス』を買って思うのは、本って高いよなぁっていうことですが、、、最近とみに読書量が減った自分にそれをいう資格はないのかもしれません。
 ランキングに入っている作品の中で、読んだことがあるのは国内編、海外編、どちらも一作ずつ。
 国内編は19位の『夜の国のクーパー』(伊坂幸太郎著)のみ、海外編は『追撃の森』(ジェフリー・ディーヴァー著)のみという体たらくでしたよ。 
 まぁ『このミス』は来年読む本のためのガイドブックという意味合いで買っているので、それで構わないといえば構わないのだけれど。
 
 伊坂幸太郎とローレンス・ブロックという日米ミステリー作家の座談会が収録されているのはよいけれど、個人的にはいつものように新人賞受賞作のレビューが載っている方がありがたかったかな。辻村深月のこともそれで知ったんだし、、、と思ったんだけど、去年からやってないんだね。気づかなかった。笑。

 それにしても伊坂幸太郎はいさか、ではなく、いささか働き過ぎではないだろうか、と思ってしまう。
 3月に『P.K』、5月に『夜の国のクーパー』、さらに12月に『残り全部バケーション』まで出版してるんだもんな。
 その他つい先日まで朝日新聞に『ガソリン生活』まで連載してたし。
 去年なんて一冊も出してないのにね。
 思うに、東日本大震災で何か思うところがあったんだろうね。
 小説を書ける幸せとか、暗い世の中をエンターティメント性の高い小説を書くことで少しでも明るくしたいとか、そういうこと。
 まぁ考えすぎかもしれないけど。

 さて、図書館からディーヴァーの最新作『バーニング・ワイヤー』を借りてきたから、寝る前に少しずつ読んでいくことにしよう…。
 
コメント (2)
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