この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

砂時計の不思議。

2012-12-11 21:49:44 | 折り紙・ペーパークラフト
 世の中にはものすごく身近なものなのに、よくよく考えてみると不思議なもの、というものが結構あります。

 例えば、、、そうですね、氷なんてどうでしょうか?
 氷の何が不思議なんだよ、と思われる方もいるかもしれませんが、氷って実は不思議なんですよ。
 どこが不思議なのかというと、氷の上って滑りやすいじゃないですか。滑り易いからこそアイススケートやカーリングなどが出来るわけですが。
 それでですね、氷の上だとなぜ滑り易いのか、実はよくわかっていない、科学的に解明されていない、といったら驚かれますか?
 これが本当なんですよ。
 イメージ的には「氷に体重を掛けると圧力が生じ、その部分の氷が水になり、床に水を撒いたような状態になるので滑りやすくなる」みたいな感じではないでしょうか。この考えを学術的には「圧力融解説」というのですが、この説は間違っているのだそうです。
 ではなぜ滑り易いかというと、前述の通りわかっていないらしいんですよね。
 これって面白いし、不思議ですよね。
 例えば、宇宙の果てには何があるのか、といった命題であれば、その答えがわからずともそれほど不思議って感じはしないのです。
 だって、宇宙の果てには行けないですからね。
 でも氷なんてものは、大規模な研究室じゃなくても台所でも作れるものじゃないですか。
 それなのに解明されてない謎があるなんて!!
 自分にはとても不思議です。

 氷ほどではなくても、砂時計も自分にとっては充分不思議なものの一つです。
 ここに三分間を測れる砂時計があったとします。
 ちょうど半分、一分三十秒たった時点で、上の容器に残っている砂の量と下の容器にたまっている砂の量ではどちらが多いかわかりますか?
 そう捻って考えずともよいのです。
 答えは同じです。

 では次に砂時計と同じ仕組みで、三分間測れる水時計があったとしましょう。
 やはり同じように一分三十秒たった時点で上の容器に残っている水の量と下の容器にたまっている水の量ではどちらが多いと思いますか?
 答えは同じ、、、ではなく、下の容器にたまっている水の量が圧倒的に多いのです。
 
 なぜこのような違いが起こるのかというと、砂の落ちるスピードが一定であるのに比べ、水は流れ始めの勢いが一番激しく、流れ終わる前の勢いが一番弱いからです。
 つまり、砂と水とでは落ち方がまったく違うのですね。
 同じ地球上にある物質なのに、砂時計と水時計で落ち方が違うのか、自分にはとても不思議です。

 ただ、幸いなことに氷についての謎と違い、砂と水とで落ち方が違うのはなぜかについては科学的に解明されています。
 それについては、、、ちょっと専門的になるので自分では上手く説明できる自信がありません。
 気になるという方がもしいたら、「粉粒体」といったキーワードで検索されてみたらいいですよ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする