この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

2012年劇場鑑賞映画ワーストテン!!

2012-12-30 23:12:00 | 新作映画
 ベストテンを選出するのはいいが、ワーストテンみたいなネガティブな企画は嫌いだっていう嫌う人がいます。
 自分にはその理屈がよくわかんないですね。
 年間20本劇場まで映画を観に行った人が、ベスト20を決めるのと、ベストテンとワーストテンを決めるのって実質同じことじゃないですか。
 何かをランク付けする時点で、それはもう傲慢な行為なのだといってよいと思います。
 けれど、傲慢な行為であるのと同時に、それは我々に与えられた正当な権利でもあるとも思います。
 正規の手段で鑑賞したのであれば、その作品をどれほどボロクソに貶しても構わないんじゃないでしょうか。
 逆にボロクソに貶すよりも手心を加えて評価する方がよっぽど失礼なのではないかと自分は考えます。

 昨日の記事では、全体的に作品のレベルは例年より上だったと書きましたが、よくよく考えてみると、これはひどいな、と思える作品も結構ありました。
 その存在を忘れたかっただけなのかもしれません。笑。

 では10位から。


10位『メリダとおそろしの森』
 天下のピクサーがこの程度の作品を作ってちゃダメでしょ。

9位『アメイジング・スパイダーマン』
 娯楽作としてそんなに出来が悪いってわけではないんですが、故人との約束をあっさり反故にするような主人公はどうしても好きになれないんですよね。

8位『ダーク・シャドウ』
 ただの女たらしにしか思えない主人公はどうしても好きになれないし、その主人公にとってだけ都合のいい結末を迎えるのって到底納得できないです。

7位『ミッションID』
 単独で見ればただの出来の悪いスパイアクションでしかないんですけど、本作の場合、「ジェイソン・ボーンシリーズのDNAを受け継ぐ!」とか何とか公式サイトでは謳ってましたからね。ちょっと罪深いです。

6位『ボーン・レガシー』
 そのジェイソン・ボーンシリーズの正当なスピンオフであるにもかかわらず、このテキトーさ加減は何だ、と言いたくなる映画でした。さらに罪深いです。

5位『リンカーン 秘密の書』
 ティムール・ベトマンベトフ監督は前作『ウォンテッド』がすごく自分のツボだったのですが、本作はまったく全然ダメでした。出来れば秘密のままにしておいて欲しかった。

4位『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
 実験的作品を否定するわけじゃないんですが、庵野監督にはまずテレビシリーズ版の『新世紀エヴァンゲリオン』をきちんと完結させた上でそういうことはやって欲しいです。

3位『ハンガー・ゲーム』
 映画にせよ、漫画にせよ、後から後からルールがテキトーに追加される作品って嫌い。この映画の場合それがひどすぎ。

2位『TIME/タイム』
 これもまた、恐ろしくつまんない映画でした。大好きな『ガタカ』のアンドリュー・ニコル監督の最新作ってことで期待したのがよくなかったです。興行収入が結構よかったようで、それがまた気に入りませんでした(←心が狭い)。

1位『プロメテウス』
 栄えある(いや、ない)2012年劇場鑑賞映画ワーストワンはリドリー・スコット最新作『プロメテウス』が選ばれました!!
 実は先日生まれて初めて『エイリアン』を見たんですけど、そのあまりの面白さに、『プロメテウス』のつまらなさがあらためて自分の中ではっきりしました。同じ監督とは思えない。
 でもこの作品を支持する人って案外多いみたいなんですよねぇ。。。


 あらためて断ることでもないんですが、このランキングは作品の出来不出来よりもむしろ、自分が好きか嫌いかが色濃く反映されています。
 だからこのワーストテンに選ばれた作品でも案外「私にはツボだった」という作品があるかもしれません。
 ここに挙げられた10作を中心に鑑賞するのも悪くないかもしれませんよ?
コメント (5)
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