この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

お笑い芸人も侮れない。

2018-08-23 23:59:45 | 読書
 以前に比べるとすっかり読書量が減ってしまいました。
 理由は単純、目が悪くなったから。
 むぅ、認めたくはないが、これが年を取るということか…。

 若者よ、若いうちに本を読め!
 年を取ったら本一冊読むのも一苦労だぞ。

 そして本を読んだ後に日に当たることを忘れるな!
 一日一時間日に当たるとそれだけで近視を予防するらしいよ?(こちら
 ただし、すでに近視になっている人には効果はないみたいだけど。笑。

 さて、以前に比べてすっかり読書量が減った自分ですが、最近なぜかお笑い芸人の書いた本を続けて二冊読みました。

 一冊目がオードリー若林正恭の書いた『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』
 前作『社会人大学人見知り学部卒業見込み』もよかったけれど、本作はそれ以上!文章力、構成力、ともに向上していて感心しました。

 そんなことより、夏休みが5日取れるからキューバに行くというその行動力が何よりスゴい。旅慣れているというわけでもないのに(著者にはキューバに行く理由があることがのちに明かされるのだけれど)。

 本書は社会主義国キューバの紀行文としてもよく出来ていると思うし(だからこそ斎藤茂太賞を受賞出来たのでしょう)、それ以外のごく私的なエッセイの部分も面白かったです。

 もう一冊は山田ルイ53世の『一発屋芸人列伝』
 以前ネットで目にしたこの人の文章がめちゃめちゃ読ませる内容だったので、本書も読むことにした次第です。

 タイトル通り一世を(一瞬だけ)風靡したお笑い芸人たちを取材したノンフィクションなんですけど、まぁまぁ面白かったかな。でもちょっと期待しすぎていたのか、突き抜けた面白さというわけではなかったです。

 両者に通じるのは文章巧者であることですね。
 失礼ながらとてもお笑い芸人が書いた文章とは思えない、、、まぁでもお笑い芸人でも芥川賞を取る世の中ですから、お笑い芸人だからといって文章が書けないってことは全然ないんでしょうけれど。

 次は山里亮太の『天才はあきらめた』でも読んでみようかな?
コメント
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