この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

日本の○○は何でしょう?

2018-08-27 22:01:24 | 蘊蓄・雑学
 先日基山にある牧場まで会いに行ったエミューはオーストラリアの国鳥だそうです。
 へぇ、、、オーストラリアにはいくらでも色鮮やかな野鳥がいるだろうに、敢えて泥臭いエミューを国鳥に選ぶところにオーストラリア国民の気質が垣間見えますね。

 ここで問題♪
Q.オーストラリアの国鳥はエミューですが、では日本の国鳥はなんでしょう?次の3つから選びなさい。
 1.キジ
 2.トキ
 3.ハト
 そんなに難しい問題ではないですよね。
 答えは2.トキです。
 トキは何しろ学名を「Nipponia nippon」というぐらいですから、トキぐらい日本を代表するに相応しい鳥はいないのではないでしょうか。
 というのは鷽ではなく、ウソです。
 正解はもちろん1.キジです。でも日本の国鳥をトキだと思っている人も本当にいるらしいですよ?鷽か真か知りませんが…。

 ではもう一問。今度は本当に難しいですよ。
Q.日本の国鳥はキジですが、では日本の国鳥をキジだと定めたのは誰でしょう?次の3つの中から選びなさい。
 1.GHQ
 2.日本政府
 3.日本鳥学会
 さて、わかりますか?
 答えは3.日本鳥学会です。
 1947年3月、日本鳥学会においてヤマドリ、ウグイス、ハト、ヒバリなどの候補の中から多数決でキジに決まったそうです。
 キジが国鳥に決まった理由の一つに、キジが食用であることもあるそうです。
 確かにウグイスやヒバリを食べようとは思いませんが、今はキジも食べないですけどね。笑。

 まぁ何が言いたいかというと、日本の国鳥はキジであるが、特にそのことに法的な根拠があるわけでもなければ、政府のお墨付きがあるわけでもない、ただの一民間団体が決めたに過ぎないってことです。
 なので日本の国鳥はキジであるが、特にそのことに敬意を払う必要はないってことですね。

 日本の国鳥がキジであることは一民間団体が決めたにすぎないのですが、同様に一民間団体が勝手に決めたことは他にもあります。
 例えば国石。
 国石って概念自体国鳥ほど一般的ではありませんが、とにかく某団体が勝手に決めているのです。
 では問題。
Q.日本の国鳥はキジですが、日本の国石は何でしょう?次の3つの中から選びなさい。
 1.水晶
 2.ヒスイ
 3.天然真珠
 答えは何かというと、、、イジワルして書きません。各自で調べてください。笑。

 ちなみに国石の他に国花、国草、国菌(!)もあるそうです。何なんだよ、国菌って…。

 あ、そうそう、国歌と国旗だけはそれぞれ「君が代」と「日章旗」であることは法律で定められています。
 でもその法律、国旗及び国歌に関する法律が定められたのは平成11年8月のことなんですよね(こちら)。
 「君が代」が国歌であり、「日章旗」が国旗であることが正式に決まったのはごく最近のことなのです。
 何となく今の日本政府が戦後成立した時から決まっていたのかと思ってましたよ。
 だとしたらそのうち国鳥や国菌も政府のお墨付きが得られる日が来るかもしれませんね。笑。
コメント (2)
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