続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

吉川宏志(私的解釈)うちがわを。

2022-05-08 15:18:58 | 吉川宏志

 うちがわを向きて燃えいる火とおもう ろうそくの火は闇に立ちおり

 うちがわを向きて燃えいる火とおもう ろうそくの火は闇に立ちおり(内側向燃火思蝋燭火闇立)はダイ・ソク・コウ・ネン・カ・シ・ロウ・ショク・カ・アン・リュウ・キョと読んで、題、塞、稿、然、可、視、漏、嘱、果、按、留、挙。
☆題(中心思想)を塞(さえぎる)稿は然(その通り)可(良いと認める)が、視(気を付けて見ると)、漏れる嘱(委ねた)果(結果)があり、按(調べると)留まる挙(企て)がある。

 うちがわを向きて燃えいる火をおもう ろうそくの火は闇に立ちおり(内側向燃火思蠟燭火闇立)はダイ・ソク・コウ・ネン・カ・シ・ロウ・ショク・カ・アン・リュウ・キョと読んで、代、則、講、捻、化、詞、労、嘱、加、案、律、拠。
☆代(入れ替える)則(きまり)の講(話)である。
 捻(ひねって)化(形、性質を変えて別のものになる)の詞(言葉)にする労(骨折り)に嘱(委ねる)。
 加(その上に重ねる)案(考え)の律(きまり)が拠(より所)である。

 うちがわを向きて燃えいる火をおもう ろうそくの火は闇に立ちおり(内側向燃火思蝋燭火闇立)はダイ・ソク・コウ・ネン・カ・シ・ロウ・ショク・カ・アン・リツ・キョと読んで、第、側、紅、漏、廊、燭、可、安、立、挙。
☆第(やしき)の側(傍ら)から紅(あかり)が漏れる廊(建物内の通路)の燭(ろうそくの明かり)は可(良いもの)である。
 安(静かに落ち着いた)立(設え)の挙(行い)である。


吉川宏志(私的解釈)死ののちに。

2022-05-08 14:45:19 | 吉川宏志

 死ののちに少し残りし医療用麻薬(フェンタニル) 秋のひかりのなか返却す

 死ののちに少し残りし医療用麻薬(フェンタニル) 秋のひかりのなか返却す(死後少残医療用麻薬秋光中返却)はシ・ゴ・ショウ・ザン・イ・リョウ・ヨウ・マ・ヤク・シュウ・コウ・チュウ・ヘン・キャクと読んで、使、語、紹、竄、為、利用、要、間、役、周、敲、注、返、却。
☆使う語(言葉)は紹(なかだち)をする。
 竄(文字、文章を入れ替える)為(行い)を利用することが要である。
 間の役(務め)は周く敲(たたき)注(書き記すこと)であり、返(元に戻る)と却(無くなってしまう)。

 死ののちに少し残りし医療用麻薬(フェンタニル) 秋のひかりのなか返却す(死後少残医療用麻薬秋光中返却)はシ・ゴ・ショウ・ザン・イ・リョウ・ヨウ・マ・ヤク・シュウ・コウ・チュウ・ヘン・キャクと読んで、子、護、象、暫、委、寥、幼、目、躍、修、恒、衷、偏、脚。 
☆子を護(まもる)象(すがた)は暫く委((他人に任せるだけで)寥(寂しく虚ろになる)。
 幼い目の躍(飛び上がるほどの喜び)が修(治まる)恒(常)、衷(心の中)の偏(頑ななまでの)脚(支え)である。

 死ののちに少し残りし医療用麻薬(フェンタニル) 秋のひかりのなか返却す(死後少残医療用麻薬秋光中返却)はシ・コウ・ショウ・ザン・イ・リョウ・ヨウ・マ・ヤク・シュウ・コウ・チュウ・ヘン・キャクと読んで、死、公、招、残、威、霊、庸、真、約、終、考、宙、変、客。
☆死は公(一部に偏らず)招(手招きする)。
 残(むごく)威(厳か)である。
 霊(たましい)は庸(一定不変、偏らず)真(まこと)に約(慎ましい))。
 終の考えは宙に変(移り変わる)客(旅人)である。


吉川宏志(私的解釈)少女になり。

2022-04-28 07:12:43 | 吉川宏志

 少女になり母は走っているのだろうかベットの激しき息は続けり

 少女になり母は走っているのだろうかベットの激しき息は続けり(少女成母走居激息続)はショウ・ジョ・ジョウ・ボ・ソウ・キョ・ゲキ・ショクと読んで、称、叙、常、拠、激、測、嘱。
☆称(釣り合うもの)を叙べる常、簿(ノート)は総ての拠(より所)である。
 激しき惻(予想し)嘱(眼をつける)。

 少女になり母は走っているのだろうかベットの激しき息は続けり(少女成母走居激息続)はショウ・ジョ・ジョウ・ボ・ソウ・キョ・ゲキ・ショクと読んで、菖、如、娘、募、装、挙、劇、仄、色。
☆菖(あやめ)の如し。
 娘(若い女性)を募(広く招き集める)装い。
 挙(ふるまい)には劇(はなはだしく)仄かな色(色気)がある。

 少女になり母は走っているのだろうかベットの激しき息は続けり(少女成母走居激息続)はショウ・ジョ・ジョウ・ボ・ソウ・キョ・ゲキ・ショクと読んで、衝、序、畳、模、捜、挙、激、測、続。
☆衝(重要な)序(いとぐち)は畳(重なる)。
 模(ぼんやりしてよく見えない/はっきりしない)が、捜(探し求める)と挙(捕えられる)。
 激しく(一生懸命)測(予想し)続ける。


吉川宏志(私的解釈)病室の。

2022-04-26 04:44:33 | 吉川宏志

 病室の高さに行きて双石山をともに見ており

 病室の高さに行きて双石山をともに見ており(病室高行双石山共見居)はビョウ・シツ・コウ・コウ・ソウ・シャク・サン・キョウ・ゲン・キョと読んで、秒、執、恒、更、草、釈、三、胸、現、拠。
☆秒(きわめて小さな)執(こだわり)がある。
 恒に、更(新しくなる)草(下書き)の釈(意味を解き明かす)。
 三つの胸(心の中)が現れる拠(より所)がある。

 病室の高さに行きて双石山をともに見ており(病室高行双石山共見居)はビョウ・シツ・コウ・コウ・ソウ・シャク・サン・キョウ・ゲン・キョと読んで、病、悉、惶、構、相、癪、酸、怯、厳、嘘。
☆病には悉(ことごとく)惶(畏れておどおど)と構える相(有様)がある。
 癪(腹が立ち)酸(辛く)怯(おびえ)、厳(激しく)嘘(嘆く)。

 病室の高さに行きて双石山をともに見ており(病室高行双石山共見居)はビョウ・シツ・コウ・コウ・ソウ・シャク・サン・キョウ・ゲン・キョと読んで、平、質、考、講、総、尺、宣、協、現、挙。
☆平(偏らない)質(内容)の考えである。
 講(はなし)の総ては尺(短い)と宣べる。
 協(力を合わせると)現れる挙(企て)がある。


吉川宏志(私的解釈)なんで茶髪に。

2022-04-25 07:07:52 | 吉川宏志

 なんで茶髪にするのか分からないけれど大麦に似て娘は立てり

 なんで茶髪にするのか分からないけれど大麦に似て娘は立てり(何茶髪分大麦似娘立)はカ・サ・ハツ・フン・バク・ジ・ジョウ・リツと読んで、禍、査、発、憤、爆、示、剰、慄。
☆禍(災難)を査(調べる)と発(明らかになる)憤(いきどおり)が爆(はじけること)を示す。剰(多すぎるほど)に慄(恐れ戦いている)。

 なんで茶髪にするのか分からないけれど大麦に似て娘は立てり(何茶髪分大麦似娘立)はカ・チャ・ハツ・ブン・バク・ジ・ジョウ・リュウと読んで、歌、詐、初、文、漠、辞、常、流。
☆歌で詐(作りごとをいう)初めての文である。
 漠(つかみどころのない)辞(言葉)は、常に流(一か所に留まらない)。

 なんで茶髪にするのか分からないけれど大麦に似て娘は立てり(何茶髪分大麦似娘立)はカ・チャ・ハツ・フン・バク・ジ・ジョウ・リツと読んで、過、嗟、発、態、漠、事、状、立。
☆過(あやまち)を嗟(嘆く)。
 発(外に現れた)態(ありさま)を縛(戒める)。
 事の状(次第)は立(しっかり成り立つ)。


吉川宏志(私的解釈)ここにいたら。

2022-04-24 07:45:56 | 吉川宏志

 ここにいたら苛々すると子は去りぬ小さな池だった四人暮らしは

 ここにいたら苛々すると子は去りぬ小さな池だった四人暮らしは(此処居苛苛子去小池四人暮)はシ・ショ・キョ・カ・カ・シ・キョ・ショウ・チ・シ・ジン・ボと読んで、詞、庶、挙、加、何、詞、許、章、致、詞、腎、簿。
☆詞(言葉)の庶(もろもろ)を挙(企て)加える何かの詞(言葉)を許(認める)章である。
 致(行き着かせる)詞(言葉)の腎(かなめ)は簿(ノート)にある。

 ここにいたら苛々すると子は去りぬ小さな池だった四人暮らしは(此処居苛苛子去小池四人暮)はシ・ショ・キョ・カ・カ・シ・キョ・ショウ・チ・シ・ジン・ボと読んで、死、処、嘘、禍、苛、死、拒、生、知、自、尽、墓。
☆死処(死んだ場所)を嘘(嘆く)。
 禍(不幸)による苛(惨い)死を拒み、生きることを知(感じ取る)。
 自尽(自殺をした人)の墓。(の前で)

 ここにいたら苛々すると子は去りぬ小さな池だった四人暮らしは(此処居苛苛子去小池四人暮)はシ・ショ・キョ・カ・カ・シ・キョ・ショウ・チ・シ・ジン・ボと読んで、資、署、過、貨、始、去、商、質、視、腎、模。
☆資(元手)の署(割り当て)の過(行き過ぎる)貨(お金)で始めると、去(失くしてしまう)。
 商う質(内容)を視(気をつけて見ると)尽(すべて)模(手探り)だった。


吉川宏志(私的解釈)秋陽さす。

2022-04-22 06:19:46 | 吉川宏志

 秋陽さす時計台とも見比べて腕の時計に人を待ちおり

 秋陽さす時計台とも見比べて(秋陽差時計台見比)はシュウ・ヨウ・サ・ジ・ケイ・タイ・ケン・ヒと読んで、柊、葉、沙、示、形、態、険、飛。
 腕の時計に人を待ちおり(腕時計人待居)はワン・ジ・ケイ・ジン・タイ・キョと読んで、腕、示、荊、尽、退、寄与。
☆柊の葉は沙(悪いものを取り除くこと)を示(教える)。
 形の態(様子)が険(とげとげしいことから)飛(架空)の腕(能力)で示(人に知られる)荊(棘のある低木)である。
 尽(すべて)を退けることに寄与(貢献)している。

 秋陽さす時計台とも見比べて(秋陽差時計台見比)はシュウ・ヨウ・サ・ジ・ケイ・タイ・ゲン・ヒと読んで、師友、様、査、痔、経、大、厳、疲。
 腕の時計に人を待ちおり(腕時計人待居)はワン・ジ・ケイ・ジン・タイ・キョと読んで、湾、事、傾、甚、体、踞。
☆師友の様を査(調べると)痔であるらしい。
 経(つねに)大(たいへん)厳(激しく)疲れ、湾(弓なりに曲がる)事の傾きが甚(はなはだひどく)体は踞(うずくまる)。

 秋陽さす時計台とも見比べて(秋陽差時計台見比)はシュウ・ヨウ・サ・ジ・ケイ・タイ・ケン・ヒと読んで、襲、鷹、詐、治、計、退、賢、避。
 腕の時計に人を待ちおり(腕時計人待居)はワン・ジ・ケイ・ジン・タイ・キョと読んで、one、自、警、尽、退、去。
☆襲う鷹を詐(騙して)治める計(もくろみ)がある。
 退(後へ下がること)が賢く避(難を避ける)one(一番)であり、自ら警(注意して)尽(すべて)退去することである。


吉川宏志(私的解釈)曲がり家は。

2022-04-21 06:10:29 | 吉川宏志

 曲がり家は曲がるところに闇を生むそこにねむりし女のからだ

 曲がり家は曲がるところに闇を生む(曲家曲所闇生)はキョク・カ・キョク・ショ・アン・ショウと読んで、曲、過、極、諸、闇、傷。
 そこにねむしり女のからだ(其処眠女身体)はキ・ショ・ミン・ジョ・シン・タイと読んで、危、処、民、叙、請、態。
☆曲(ただしくない)過(あやまち)の極(行き着くところ)の諸(多く)は闇(愚か)である。
 傷(心を痛める悲しみ)を危(脅かすこと)を処(取り捌くように)と民(民事)に叙べ、請(頼む)態(有様)がある。

 曲がり家は曲がるところに闇を生む(曲家曲所闇生)はキョク・カ・キョク・ショ・アン・ショウと読んで、局、禍、極、諸、闇、招。
 そこにねむりし女のからだ(其処眠女身体)はキ・ショ・ミン・ジョ・シン・タイと読んで、希、緒、民、助、辛、耐。
☆局(当面している事態や情勢)の禍(不幸・災難)は極めて諸(多く)の闇(不安)を招く。
 希(のぞみ)の緒(いとぐち)は民(一般の人)の助けで辛さを耐(もちこたえる)。

 曲がり家は曲がるところに闇を生む(曲家曲所闇生)はキョク・カ・キョク・ショ・アン・ショウと読んで、局、歌、極、諸、諳、唱。
 そこにねむりし女のからだ(其処眠女身体)はキ・ショ・ミン・ジョ・シン・タイと読んで、喜、庶、民、新、待。
☆局(放送局)の歌は極めて諸(多く)が諳(そらんじて/空で覚えて)唱(歌われ)喜ばれている。
 庶民は自余(ことのほか)新しいものを待っている。

 曲がり家は曲がるところに闇を生む(曲家曲所闇生)はキョク・ケ・キョク・ショ・アン・ショウと読んで、極、異、極、諸、暗、招。
 そこにねむりし女のからだ(其処眠女身体)はキ・ショ・ミン・ジョ・シン・タイと読んで、奇、初、眠、深、体。
☆極める異(普通でないさま)を極(やりつくす)。
 暗(秘か)に招く奇(不思議な)初め(処/処女)、深(奥深い)体である。

 


吉川宏志(私的解釈)亡き人は。

2022-04-20 06:30:42 | 吉川宏志

 亡き人はここに来ますよ 火のついたときだけでる小さな池に

 火のついたとき(火点時)はカ・テン・ジと読んで、化、天、示。
 でる小さな池に(出小池)はスイ・ショウ・チと読んで、眠、招、致。
☆亡き人はここに来ますよ 化(教え導く)の天が示す眠りの招致。

 亡き人はここに来ますよ(亡人此処来)はボウ・ニン・シ・ショ・ライと読んで、謀、認、詞、書、磊。
 火のついたとき(火点時)はカ・テン・ジと読んで、加、添、事。
 でる小さな池に(出小池)はスイ・ショウ・チと読んで、遂、章、置。
☆謀(企て)を認(見分ける)詞(言葉)を書く。
 磊(小さなことには拘らない)で加(その上に重ねるもの)を添(付け加える)事を遂(やりとげる)章を置く。

 亡き人はここにきますよ(亡人此処来)はボウ・ジン・シ・ショ・ライと読んで、貿、尽、試、緒、頼。
 火のついたとき(火点時)はカ・テン・ジと読んで、加、展、辞。
 でる小さな池に(出小池)はスイ・ショウ・チと読んで、推、仕様、致。
☆貿(交換)を尽(ことごとく)試(こころみる)。
 緒(いとぐち)を頼りにして加え、展(物事を繰り広げる)。
 辞(言葉)で推しはかる仕様(やり方)で致(いきつかせる)。

 亡き人はここに来ますよ(亡人此処来)はボウ・ジン・シ・ショ・ライと読んで、防、腎、視、処、磊。
 火のついたとき(火点時)はカ・テン・ジと読んで、化、転、恃。
 でる小さな池に(出小池)はスイ・ショウ・シツと読んで、推、承、質。
☆防(備えた)腎(要)を視(よく見て)処(とりさばく)。
 磊(小さなことにはこだわらないで)化(形、性質を変えて別のものになる)で転(物事が移り変わること)を恃(たよりにする)。
 推しはかると、承(受け継ぐ)質(内容)がある。


吉川宏志(私的解釈)拾い終え。

2022-04-19 06:34:09 | 吉川宏志

 拾い終え去りゆくときに黒ぐろと棺の釘は焼け残りたり

 拾い終え去りゆくとき(拾終去行時)はジュウ・シュウ・キョ・コウ・ジと読んで、柔、師友、寄与、考、事。
 黒ぐろと棺の釘(黒黒棺釘)はコク・コク・カン・テイと読んで、古句、克、観、訂。
 焼け残りたりはショウ・ザンと読んで、章、竄。
☆柔(おだやかな)師友の寄与(貢献)、考(思いめぐらす)事(務め)がある。
 古句を克(十分)に観(よく見て)訂(文字文章の誤りを正し)章を竄(文字・文章を変える)。

 拾い終え去りゆくとき(拾終去行時)はジュウ・シュウ・キョ・コウ・ジと読んで、十、終、去、講、自。
 黒ぐろと棺の釘(黒黒棺釘)はコク・コク・カン・テイと読んで、告、哭、憾、態。
 焼け残りたりはショウ・ザンと読んで、焦、惨。
☆十(すべて)終わったと去(立ちさる)講(はなし)を自ら告げ哭(大声で泣く)。
 憾(残念に思う)態(ありさま)には焦(いらだち)と惨めさがあった。

 拾い終え去りゆくとき(拾終去行時)はジュウ・シュウ・キョ・コウ・ジと読んで、獣、襲、拒、考、事。
 黒ぐろと棺の釘(黒黒棺釘)はコク・コク・カン・テイと読んで、酷、放く、喚、態。
 焼け残りたりはショウ・ザンと読んで、傷、残。
☆獣(けもの)は襲いかかるので拒(寄せ付けない)考えである。
 事(できごと)は酷(容赦なく厳しい)と放く。
 喚(大声を出しわめく)態(ありさま)は傷(心を痛める)残(惨さ)がある。