続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『風の又三郎』1。

2011-05-31 07:03:18 | 宮沢賢治
『風の又三郎』

 又三郎は、又(再び→再来)、三はSun(太陽)、郎(男)・・・太陽の再来の子。
 
 風・・・は、who(誰、彼)
       譜(物事を系統的に書き記したもの)
       可是・・・全肯定。
       封(閉じたもの)・・・隠された。
 少し考えると幾つかの案が浮上するけれど、『風』は風のまま・・・地球を取り巻く大気と考えるのが順当なのだろうかという気もする。形を留めず、生まれては消え、消えては生まれる風。在るけれど無いともいえる風の正体。

元気が一番。

2011-05-31 06:50:11 | 日常
 ・・・あらゆることを超えるわたしの羨望は、なんといっても健康かもしれない。

 不健康もどこかでバランスが取れているうちはいいけれど、老齢になり、身体全体が劣化の一途を辿り始めると加速が掛かるような気がする。元に戻れない恐れ・・・。

 近所の90才のKさんは、「歩こう会」で歩くような距離を難なく歩いて、最近も蕗をたくさん摘み、しかも佃煮にして持ってきてくれたのは一度ばかりではない。
「どこで?」
「うーん、野比海岸の方の山」
「えっ、あんなところまで行ったの」
「何、散歩がてらね」

 絶句!

(わたしはすでに・・・白旗)

『城』497。

2011-05-31 06:23:27 | カフカ覚書
「ここに泊めていただけますか」と、Kはたずねた。
「ええ」
「このままずっとここにいていいんですか」

 止まる/nachten→nachen/小舟。
 Kann→kahn/小舟。

☆「ここは小舟のうえですか」
 「ええ」
 「小舟はずっとここに止まっているんですか」

安静第一。

2011-05-30 06:36:42 | 日常
 全く何もしない日・・・空白。

 6月1日の「歩こう会」に出かけられるだろうか。咳き込みすぎて、胸やお腹が痛い。
 どうか行かれますように・・・祈るような気持でぼんやりしていると、薬のせいか、やたら眠い。

 こんな日もある・・・。そう思って静かにしていたけど、果して風邪の方は・・・?

『城』496。

2011-05-30 06:07:49 | カフカ覚書
そのとき、フリーダは、おどかすようにKを見すえながら、
「いつあなたとお話できますかしら」

 おどかすように/drohend→drehend・回転する。
 見すえる/anblickend→umblicken/振り返る。
 お話する/sprechen→spirit/死者の霊。

☆その時、フリーダ(平和)はわずかに回転し振り返りながら
 「あなたはいつの死者の霊かしら」

気落ち。

2011-05-29 07:11:08 | 日常
 雨の中を押して行ってきたさいか屋・・・ユザワヤが入るというので凄く楽しみにしていたけど、画材のコーナーはなし。
 ネックレスのための発泡スチロール玉と、ウッドビーズなどを購入・・・本絹(つまりは古布)もない。

 わたしにとってユザワヤ出店はあまり意味がなかったかも・・・残念。

 手芸に熱中するのも考えもの・・・よかったと思うべきかもしれない。

 なんか、すっかり疲れて、治りかけた風邪がいまひとつ抜けない。

『城』295。

2011-05-29 06:48:58 | カフカ覚書
 オルガは、おとなしく酒樽のうえからすべり降りたが、彼女をとりまいている男たちからすぐには離れなかった。

 酒樽/Fass→Hass/憎悪、憎しみ。
 すべり降りた/glitt→glatt/明白。
 おとなしく/Folgsam→falling/その時期に達している。
 男たちから離れない/freunden los→frid los/追放する。

☆オルガ(機関)は、憎悪からその時期に達しているということは明白だったが、彼女(機関)の周囲の追放ということではなかった。

三崎に行く。

2011-05-28 07:19:29 | 日常
「風邪引いて、今日はダメなの」電話で済まそうとして、それでは申し訳ないと・・・。
「せめて顔だけでもと思って待ち合わせ場所まで来てみたの」と、今日の三崎行きを断るつもりだったわたし。

 大きなマスクをして、YRP野比駅前で待つこと二十分。誰も現われない・・・(あれっ?)
 仕方なく駅のホームに・・・するとホームに上ろうとするわたしを覗き込んで待っている二人。
(エーッ、二十分より前にもうホームにいたなんて・・・絶句!)

 結局、三崎口駅に・・・(どうしてこうなるの?)

 三崎で着物リフォーム作品を山のように見て、吊るし雛もたくさん見て・・・大感激!
 ここまで来たのだからと、美味しいマグロで食事。
(咳は一つも出ないし、寝てばかりいたのに、まずまずの体調)

まだまだ風邪だけど。

2011-05-28 07:09:11 | 漫画
 なかなか咳が止まらず、布団に横になっているほうが苦しい。
 でも、何とか回復傾向・・・(ほっ)

 今日は、馬掘教育園に行く予定にしている、雨だし寒いし、風邪だから・・・休みたいけど。
 ただ帰りに横須賀中央に寄り、さいか屋の5階にユザワヤの開店に(明日までは会員証が無料で作れると聞いているので)どうしても行きたいと思っている。

Re『武蔵野』295。(了)

2011-05-28 06:11:34 | 国木田独歩
 以前解釈したものの続編・・・つまり『武蔵野』という作品の表裏(二つ)の解釈、(特にもう一つの見えない世界)を説明するための、もう一つの解釈(読み方)があったことに気づいた補遺が、この《Re『武蔵野』》です。

 いくつかの暗号めいた言葉(・などが振ってある)を拾い、いくつかの歌として表出しておいたけれど、最期にもう一つ。

 妻等 苛烈 模
 備 禍
 盾 鉄鎖 夜

(妻等は、苛烈な模(ありさま)である。備える禍(災難)として、盾、鉄鎖をしている。ことに夜は)という暗文もある。
(これがどのように出て来た言葉かは・・・一つくらいわたしも秘密にしたい)

 だいたい言い尽くしていると思うけど、中に

《日の光は夏らしく雲の色風の音は秋らしく》を逆さにすると、
《白き泡 遠の世界も 知らずなり》と読めるけれど、他に例の解読法では、

「日光夏雲色風音秋」は、

☆化(形、性質を変えて別のものにする)の考えを云う自記。
 譜(物事を系統的に書き記したもの)を、隠して修めている。
 
☆実(中身、ほんとうの事)の構(しかけ)。
 化(形、性質を変えて別のものにする)として運(めぐらす)自記。
 二つの因が修めてある。

 国木田独歩の独創的な文字の謎、読者を驚かせようとしたのに、気づかれなくて残念だったと思う。
 もちろん奥深さゆえのそこはかとないアトモスフィアは読む人の心を打ち、響いているから高い評価を得て今日まで読み継がれているものと信じている。