石垣に黄華鬘細い夜の手足
細い夜の手足はサイ・ヤ・シュ・ソクと読んで、催、野趣、仄。
☆石垣の黄華鬘、野趣(自然で素朴な風情)を仄かに催している。
石垣はセキ・エンと読んで、積、怨。
黄華鬘はコウ・カ・マンと読んで、恒、禍、慢。
細い夜はサイ・ヤと読んで、細、也。
手足はシュ・ソクと読んで、殊、惻。
☆積もる怨(うらみ)は恒(つね)に禍(不幸)であり、慢(驕り)であり、細(つまらないこと)也。
殊(格別)に惻(心を痛めている)。
石垣はセキ・エンと読んで、戚、縁。
黄華鬘はコウ・カ・マンと読んで、交、家、万。
細い夜はサイ・ヤと読んで、催、也。
手足はシュ・ソクと読んで、種、則。
☆戚(身内)の縁(つながり)で交わる家の万(すべて)は催し也。
種(血筋)の則(きまり)である。