続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

つくづく・・・。

2012-04-30 06:26:34 | 日常
 大型連休といったところで、こちらは年中off状態。どこも何も変わらない。息子の家族は嫁さんの実家へ明日1日あたりから出かけるらしい。車で高速を使っていくのだと思うけど、あんな事故があると心配。新東名は落石があったというし・・・。

 何事も心配し始めたらキリがない。

 一番心配しなくてはいけないのは自分の身体、これが不調だと周りに迷惑が掛かる。周り・・・両親や子供たちを気遣っていたのに、いつのまにか気遣われてはいけないと逆の立場になってしまった。
 生きて在る限りは、自分のことは自分で・・・そんな当たり前の事が今では重要課題。

 自分の事だけで精一杯の暮らし・・・自分の生き方ってこんなにも小さなものだったなんて、今頃気付いても晩いね。


 つくづく・・・がっかり。

『城』807。

2012-04-30 06:05:48 | カフカ覚書
「どうぞ、どうぞ、おかけになってください、測量師さん」と、村長は言った。「それから、ご希望をうかがいましょう」

 かける(座る)/setaen・・・仮定する。
 測量師/Landvermessen→Landvermissen/(~がないことに)気付く。
 言う/sagte→Sage/伝説、噂。
 村長/Vorsteher→Vorstufe/入門。
 希望/Wunsche→Wuste/荒地。

☆「土地がないことに気付いた人ということを仮定してみよう」伝説の(死への)入門。伝説の荒れ地。

Mさんの場合。

2012-04-29 06:11:52 | 日常
 Mさんは地の人だけど、ご主人は県外の出身らしい。そこには今もご主人の家や田畑があって、空き家にはなっているけれど、田畑は貸しているので一年分のお米が送られてくるという。
「へぇ、羨ましいわね」というと、彼女は、
「それがそうでもないの・・・、まだその土地との縁が切れていないせいで、冠はともかく、葬祭のほうの連絡は密。この前の葬儀にはお花や供物なんかで7万円もの出費。
 それに、煙突が壊れたとか何とかで頻繁に修理に出かけるの。工具箱を積んでね。布団やその他もろもろ・・・車で六時間・・・くたくただわ。
 お彼岸やお盆のお墓参り・・・この生活をあと何年続けられると思う?」

 嬉々として出かけていた夫も、近ごろでは疲労困憊。『もう、お墓は現居住地に買ってありますから』なんて、親戚の人に言ってそれとなく関係を薄めているようなの。わたしのアルバイトで市営墓地を買ったんだけどね。」と笑った。

 Mさんに限らず、お互いの故郷が離れていると相当な苦労があり、年を経るに従って辛くもなっている様子。
 話を聞いているだけでも大変だなぁと思う。


 その点、わたし達は比較的至近・・・酔っ払ってもタクシーでという距離。
 Mさんの苦労を実感できていないかもしれない。

『城』804。

2012-04-29 05:34:53 | カフカ覚書
窓が小さいうえに、カーテンのためにいっそう暗くなったこの部屋の薄明かりのなかではほとんど影のように見える、もの静かな夫人が、Kのために椅子をもってきて、ベッドのそばに置いた。

 Eine stille→Ahn stille/先祖、沈黙。
 部屋/zimmer→Thema/題《テーマ》
 小さな窓/Kleinfenstrigen→Klan Fenster/氏族、(天)蝕、悲しい、秘密。
 ほとんど/fast→vast/荒地

☆先祖の沈黙、氏族(先祖)の小さな蝕(日蝕を死の入口と考えている)を、その隠蔽のために、題(テーマ)の荒地は漠然としている。

リメイク。

2012-04-28 06:37:00 | 漫画
 最初から作ることを考えるとリメイクは簡単な作業である。ちょっと手直しして思い描いたイメージに近づける工夫。
 わたしの場合少々手荒な手法・・・というか子供っぽい工作のような気分で手直しする。(自分が着るのだから十分)

『城』805。

2012-04-28 06:02:13 | カフカ覚書
「これは、これは、測量師さんでいらっしゃいますな」村長はそう言って、挨拶するために起きあがろうとしたが、どうしても起きあがれなかった。それで、弁解するように脚をさしながら、またぞろ枕に頭をおとしてしまった。

 測量師/Landvermesser→Land vermissen/土地がないことに気付く。
 弁解/entschldigen→ende schldigen/死、責任。
 脚/Beine→Bahn/道、方法。
 枕/Kissen→kiste/(いんちき臭い)事。 

☆「これは、わたしたち土地がないことに気付いた人同士ですね」伝説の(死への)入門、(提案などを)受け入れようととしたがどうしても実現できなかった。それで、死における責任のある方法を指しながら(いんちき臭い)事(事件)を振り返った。