![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/cf/a49a997f16fd2865483733c8206aab60.jpg)
『大家族』
水平線ギリギリに羽を広げ飛ぶ鳥(尾ひれは水面についているようだけど、足は着いていない)。
そのシルエットには雲の散在する青空が描かれている。背景はちょっと見たことのないような不気味な空を呈している。
静かな水平線、夜明けの感じもあるが、波は相当に高い振幅がある。
この光景を『大家族』と称している。
ノアはまた地のおもてから、水がひいたかどうかを見ようと、彼の所から、はとを放ったが、はとは足の裏をとどめるところがみつからなかったので、箱舟のノアのもとに帰ってきた。水がまだ全地のおもてにあったからである。彼は手を伸べて、これを捕え、箱舟の中の彼のもとに引き入れた。それから七日待って、再び鳩を箱舟から放った。はとは夕方になって彼のもとに帰ってきた。見ると、そのくちばしには、オリブの若葉があった。ノアは地から水がひいたのを知った。(略)この時、神はノアに言われた、「あなたは、共にいる肉なるすべての生き物、すなわち鳥と家畜と、地のすべての這うものを連れて出て、これらのものが地に群がり、地の上にふえ広がるようにしなさい」。(創世記・第八章より)
これはその《はと》ではないか。
はとの足が地に着き、オリブの葉をくわえ帰ったときから、地上に生き物が増え拡がったとされるこの伝説をイメージしたものだと思う。
鳥は、淀みある空に羽を広げていおり、シルエットは《空》である。鳥は、ただありのままの空を孕みつつ飛んでいるだけであるが、その鳥に被せたイメージはとてつもなく重い『大家族』の始まりという虚構だったのかもしれない。
(写真は国立新美術館『マグリット』展・図録より)
ノアの方舟のハトだったのか・・と、こちらのブログを読ませていただいて、わくわくしました。何年も画家の名前も絵のタイトルも知らないままでしたのに、他のマグリットの絵もこちらで教えていただきました。ありがとうございました。
節子さんの素晴らしい感性、憧れます。どうぞお元気でいらしてください。
毎日思ったこと呟いているだけですが、楽しく書いています。
部屋のマグリットの『大家族』を見つめて思うのです。
私たちは、この荒波を乗り越えるだけの連帯感を持ち合わせているのかと。
節子さんに是非、聞いて頂きたいなって思いました。私は元気が湧いてきたので。
「民衆の歌」(レ・ミゼラブルより)
https://www.youtube.com/watch?v=0Eax4cw6QFA&feature=emb_logo
節子さん、私たちに今必要なものってなんだと思いますか?
お互い元気でいたいものですね。
お返事いただけて嬉しいです。
節子さんもどうぞご自愛くださいますように。
『コロナに負けないで。赤穂市から全国の皆さんへのエールです❗』だそうです。
よろしければ、お時間ある時ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Kby1HgbYG3I&feature=youtu.be
one for all,all for one.
明けない夜はない、そう思います。鶏でしょうか、手袋の鳥、可愛かったですね。