谷の闇赤子生む灯の氷柱籠め
谷の闇…谷文晁の暗暗(秘かな)世界。赤子(妖怪鬼)を創作し、火(炎)の柱で怨念を封じ込めた絵ではないか。鬼と炎、菅原道真の怨念(北野天満宮/北野天神縁起絵巻)を想起させる。
谷の闇はコク・アンと読んで、告、案。
赤子生むはシャク・シ・ショウと読んで、釈、詞、衝。
灯の氷柱籠めはトウ・ヒョウ・チュウ・ロウと読んで、謄、表、衷、漏。
☆告げる案(考え)の釈(意味を解き明かす)。
詞(言葉)の衝(重要なところ)を謄(書き写す)と表れ、衷(心の中)が漏れる。
谷の闇はコク・アンと読んで、酷、庵。
赤子生むはシャク・シ・ショウと読んで、借、師、匠。
灯の氷柱籠めはトウ・ヒョウ・チュウ・ロウと読んで、蕩、剽、虫、朧。
☆酷(きびしい)庵(いおり)を借りている師匠(先生)。
蕩(揺れ動き)剽(掠める)虫が朧(おぼろに見える)。