小学四年生のときのO先生、新卒で始めての受け持ちだったと聞いている。
少し赤らんだ顔が印象的なお兄さん先生。なんでも一生懸命に教えてくれ、優しかったことを思い出した。
「どうしてそんなにすらすら書けるの?」
作文を書き終えたわたしに先生は言った。子供心に(お世辞なんだわ)と承知していたけど、今考えると、本気で言ってくれたのかもしれない。
何にでも本気で取り組み、漢字の書き取りテストなども、相撲番付表のようにして張り出したりもした。
下位のわたし、(やりすぎだわ)と嘆いていたのも知らないで。
横綱、大関・・・前頭・・・と順次名前を挙げていく。前頭から上に行った事の無い恥ずかしい成績。(でも、みんな、家に帰ってまで勉強しているなんて知らなかった脳天気だったわたし)
二学期、初の登校日、
「やぁ、真っ黒で、前か後ろか分からないなぁ」とわたしを見て笑った先生。(それほどに日焼けしていた)
自分の顔に自覚が薄かったわたし、突如芽生えた顔への関心。(自分はこんな顔をしていたのか・・・遅い芽生え)
とにもかくにも・・・わが生涯ただ一度だけ褒められた文を書くことへの興味。
「先生、わたしは今でも書くことが好きです」
お会いできたら、そうお伝えしたいです。ありがとうございました。
少し赤らんだ顔が印象的なお兄さん先生。なんでも一生懸命に教えてくれ、優しかったことを思い出した。
「どうしてそんなにすらすら書けるの?」
作文を書き終えたわたしに先生は言った。子供心に(お世辞なんだわ)と承知していたけど、今考えると、本気で言ってくれたのかもしれない。
何にでも本気で取り組み、漢字の書き取りテストなども、相撲番付表のようにして張り出したりもした。
下位のわたし、(やりすぎだわ)と嘆いていたのも知らないで。
横綱、大関・・・前頭・・・と順次名前を挙げていく。前頭から上に行った事の無い恥ずかしい成績。(でも、みんな、家に帰ってまで勉強しているなんて知らなかった脳天気だったわたし)
二学期、初の登校日、
「やぁ、真っ黒で、前か後ろか分からないなぁ」とわたしを見て笑った先生。(それほどに日焼けしていた)
自分の顔に自覚が薄かったわたし、突如芽生えた顔への関心。(自分はこんな顔をしていたのか・・・遅い芽生え)
とにもかくにも・・・わが生涯ただ一度だけ褒められた文を書くことへの興味。
「先生、わたしは今でも書くことが好きです」
お会いできたら、そうお伝えしたいです。ありがとうございました。