このまま足腰が弱っていくのを何としても阻止したい。
《死んでいくその日まで、自分の足で歩きたい!》わたしの一番の願いである。わたしにはその努力が著しく欠けている。それは、出嫌いという陰気な性格が災いしているからに違いない。
どこかへ行くことを躊躇してしまう《これではいけない、ますます歩行能力が衰える一方》であることをいつも懸念している。
そこでいつもお世話になっている「歩こう会」へ・・・。フリーの参加を許可して下さる横須賀ウォーキング協会(ゆったりウォーク)の実施日をにらんで出かけてみた。
三浦富士、ここなら2回ほど登っている。(きっと大丈夫)と思ったのが…とんでもない崖の細道…ダメダメ、無理無理!
(ああ、もういやだ、生きて帰れないわ)
下を見たら峡谷、足元は一歩づつの幅しかない。触れる枝もなく苔むしたような岩を背にしているだけ。
(どうしたらいいの!!)
協会のMさん、「ここに左足を出して、次にここに右足を・・・」と細かく誘導して下さった。
もたもたしているうちに前列を離れたらしく無線でやり取りをしているのを聞いていたら、
「困難者がいらっしゃるので、少し遅れます」なんて連絡している。
その後も滑りやすい坂道・・・でも、Mさんのお蔭で何とかクリアー。
Mさん曰く「私は子供の頃からこんな山道駆け回って育ったの、楽しいわ~」
「・・・」
「あら、私もよ」と、参加者の人。
「・・・」ホントにホントにダメなわたし。
京急長沢駅から三浦富士、砲台山に向かう分岐点でオレンジロードへと曲がり、ミカン畑の脇を通って、京急津久井浜駅までの6キロの行程。何とか無事に帰還。
横須賀ウォーキング協会の皆様、本当にありがとうございました。
ps 落果のミカンを拾って食べたら、協会の方「見ないことにしましょう」って。お行儀の悪いわたし、大変申し訳ありませんでした。