久里浜ペリー祭俳句大会に参加させていただいた。(7/13)
俳句の神髄というものを理解できないままでいるわたし。ところが生で作品に触れてみると《ズキン》と来るものがあった。
梅を干す一語一語を置く如く (呑舟)
扇子手に少年棋士は風をよむ (呑舟)
夜濯ぎや輪ゴムで括る後ろ髪 (ゆみこ)
法話聴く扇子小さく使いけり (湖楊)
小三治の小言を刻む扇子かな (のだ)
大会というものに参加して目が覚める思い、精神は現場でしか味わえないものかもしれない。
紙芝居講座【第三学期】
今回は高齢者向け紙芝居の講義…受講していて(なるほど)と、わたし自身うなづくことしきり。
畠山宣子先生の『コスモス』、片岡直子先生の『おどりばダンスホール』の高齢者向けの紙芝居2作品を見せて頂いた。子供向けとは異なる作風にハードルの高さを実感。
わたしを含めた高齢者は街頭の紙芝居で育っている。懐かしく過る子供時代の思い出や今までの人生を彷彿とさせる画面や言葉・・・。
そんな感傷に浸ること以上の更なる突破口の発見は、やっぱり(人を恋する)柔らかく初々しい感情の保持だということが、『おどりばダンスホール』に伝えたいメッセージがありました。
挑戦し、人との出会いをポジティブに受け入れていく。それは老若男女すべてに境界線はなく、諦めて感情を打ち消し孤独に過ごしてはいけないと。
畠山宣子先生、片岡直子先生、心に染み入る授業をありがとうございました。
余談ですが、高齢者(戦後の激動を生き抜いた人々)との紹介にズキッ。美しくしとやかな義姉がよその畑の芋を頂戴して…という悲話を思い出しました。
とうとう、お客さんの前で紙芝居の実演をする日がやってまいりました。
ドキドキですが、(まあ何とかなる)という楽観で、やり終えました。
30分、二回の公演でしたが、お客さんを飽きさせないように、手遊びなどを間に入れる工夫や紙芝居の内容の変化でリーダー(チーム・きりん)の指揮のもと何とかつなぐことができました。
大柴さん、スタッフの方々のご協力ありがとうございました。(ポスターも作ってくださいました)
来る実演に向けてのリハーサルをグループで実施。
リーダーは全体の持ち時間をどう進行させたらいいか思いあぐねているに違いないから、一丸となって仕上げに協力、足を引っ張らないようにしたい。
わたしは「からかさおばけ と のっぺらぼう」をやらせてもらうので、唐傘を知らない子のために、(紙と竹を割いたもので作り、油を塗ったものです)という説明の足し(?)になるように折り紙で傘を作成。
下手過ぎて笑われるかも・・・。
紙芝居文化推進協議会の杉山恵子先生のお話。
いよいよお出かけ実演の話し合い、そのためのレクチャー。
子供(幼児)を飽きさせない工夫・プログラムを組んで30分以内に収めるプランを練ること。
紙芝居の実演をする場合、間にわらべ歌や手遊びなどを入れてつなぐことで、観客との一体感を図る。
観客(子供・幼児)との対等の関係、上からでなくおもねらずの関係、同じ息づかいで、子供たちの反応に順応する。
難しいな!メンバーは幼児教育に携わった経験のある方たちが多いらしい。全くのド素人のわたし・・・できるかな?
「ちなみにこれからみなさんがなさる活動はボランティアですから、全て手弁当、交通費も自前です」
もちろん承知していますとも・・・少しでもお役に立てれば、いえ、自分のために頑張りたいのです。
講師:カタP(片岡直子先生)スタッフ(おスギちゃん・ほしー・ニシニシ・なっちん・まもりん)担当ルー(大柴さん)
みなさん、こちらが恐縮するほど懇切丁寧、親切なご指導を受けている。
ありがとうございました。
〔有元典文先生の授業〕
みんなとだからできる演劇空間の共創♪…いわゆる場づくり、共同作業によってみんながつながり一つの空間を共有するという働きかけ。
人と向き合うときの誠意ある表情・距離・向きを心掛けること。
そしてインプロゼーション(即興遊び)。
ペア、あるいは四人組に対面し言葉や身体で連携していく。言葉を発し、身体で伝える。恥ずかしがっていては進まないゲームは脳を刺激し、何か活性化されていくようで、メンバー間で不思議な連帯感が生じて来るのを実感。
持ち寄った紙芝居を一枚づつ出し合い、即興で物語を作り上げる。制限された時間に集中しての作業、有無を言わせず異なる物語を強制した結果は《思いがけない奇想?》に変移。それなりに楽しく笑いの絶えない授業。
演者も観客も一体になるという空間づくり・・・。
ステキな授業でした。
有元先生、ありがとうございました。
これからは実践に対する心構え、演習の方向らしい。その前に学校らしく・・・、
《笹井宏益先生の講義》
地域の中で有意義に生きる様々な論法、自己実現・自我・親和・安全・生理的・・・言葉にするとこういう風になるのかと一つ一つ納得。
学習者としての大人の特徴という項目があったけれど、なるほど(わたしも大人になれたのかな、どうかな)という感じ。学ぶことの意義なんて考えたことがなかったので、改めてご教授いただくと(ふ~ん、そうだったのか)と。
「アートとしての紙芝居」という項目には惹かれた。そう、アートとして地域活性の一助となれば、その思いである。仲間を作り、イメージを共有することで地域との関係を築いていくことを日常化していきたい。
笹井先生、ありがとうございました。
宮崎二美子先生のお姿も・・・、ありがとうございました。
紙芝居講座を指導してくださった先生方を思うにつけ、優しさと誠意に満ちた講座の内容に感謝の念でいっぱいになる。
あんなにも叮嚀に、漏らすことなく教え伝えようとする心遣いは、他では感じ得なかったように思う。
先生方を思うと、その静かで柔らかい熱意に涙が出るような気がする。
この講座を申し込んで本当に良かったと…心からそう思える授業だった。
思いがけずに作った一本の紙芝居…「宝物にしてくださいね」先生の言葉。
「はい、先生方の優しさがこの中に入っていますもの、決して粗末には致しません。」
宮崎二美枝先生、片岡直子先生、スタッフの先生方・・・出会えたことは一生の宝物です。
感動の波が止まりません。これからも頑張らせていただくつもりです。そのために健康にも留意しなくては!
(ちなみに、このロング講座、無料でした。横須賀市の頑張りでしょうか、先生方の心意気なのでしょうか。重ね重ね感謝です)
『紙芝居講座』の5回目は、各自出来上がった作品の発表会。
それぞれ思いを込めた作品を、メンバーや今までお世話になった先生方の前で披露させていただいた。わたしなんかは上がることしきりで・・・よく覚えていないくらい。でも何とか次の方へつなぎました。
とにかく丁寧に心を込めて、細かい注意点のご指導なども出来る限り守った結果、一つの作品にたどり着いた次第。
受講生みんな感無量、長距離走を走り切ったという感じ。
次週から三学期が始まりますが、自分を空っぽにしてこの「紙芝居講座」を享受するつもり。
新しいことに挑戦するって楽しい。
「みなさん、これを宝物にしてくださいね」と、片岡先生。
宮崎二美枝先生、片岡直子先生、スタッフの先生方、奥泉さん大柴さん・・・本当にありがとうございました。
〔片岡直子先生の授業〕
詳細なご教授、痛み入ります・・・。本当に親切叮嚀なご指導に背中を押されている。
その旨を申し上げると「私もそのようにしていただいたんですよ」と。(先生の先生は宮崎二美枝先生?)
わたしは少しボォーとした性質なので、先生のアドバイスを聞き逃しているかもしれない(勿体ない)
昨日は下書きした画に彩色、あっという間の昼食をはさんだ数時間でした。
片岡先生はじめスタッフの皆様、ありがとうございました。
※サークルを運営してくださっている市の職員のヴァルさん(奥泉さん)が、今季をもって退職なさるとのこと。短期間お世話になっただけですが、とても素敵な方で優秀さやお人柄は尊敬に値する印象がありました。残念です。横浜市の方でお仕事を続けられ、(紙芝居とも関わりがあるようです)とのことですが、重ね重ね残念です。なにか支柱が欠けてしまったような気がします。