続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

賢治『雨ニモマケズ』5.

2022-01-25 06:10:39 | 宮沢賢治

 西ニツカレタ母アレバ
 行ツテソノ稲ヲ負ヒ
 南ニ死ニサウナ人アレバ
 行ツテコハガラナクテモイゝトイヒ
 北ニケンクワヤソシヨウガアレバ
 ツマラナイカラヤメロトイヒ
 ヒデリノトキハナミダヲナガシ
 サムサノナツハオロオロアルキ
 ミンナニデクノボートヨバレ
 クニモサレズ
 サウイウモノニ
 ワタシハナリタイ

☆済(救い)を募(広く求める)。
 講(話)は等(平等)、即ち普く難(苦しみ)を止めることが腎(重要)である。
 この考えを黙っている。


賢治『雨ニモマケズ』3.

2022-01-21 06:19:10 | 宮沢賢治

 味噌ト少シノ野菜ヲタベ
 アラユルコトヲ
 ジブンヲカンジヤウニ入レズ
 ヨクミキキシワカリ
 ソシテワスレズ
 野原ノ松ノ林ノ陰ノ

☆魅(もののけ)は蘇(よみがえり)也。
 済(救い)を需(必要とする)也。
 現れる章(文章)には倫(人の行うべき道)が隠れている。


賢治『雨ニモマケズ』2.

2022-01-20 06:29:22 | 宮沢賢治

 イツモシヅカニワラツテヰル
 一日ニ玄米四合ト

 一日はイツ・ジツと読んで、逸、実。
 玄米はゲン・マイと読んで、現、邁。
 四合はシ・ゴウと読んで、死、劫。

☆逸(隠れている)化(教え導くこと)が現れる。
 邁(止まらずに遠くに進んでゆく)死の劫(きわめて長い時間)がある。


『雨ニモマケズ』1.

2022-01-19 06:47:26 | 宮沢賢治

 雨ニモマケズ
 風ニモマケズ
 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
 丈夫ナカラダヲモチ
 欲ハナク
 決シテ瞋ラズ

☆有(存在、苦しみと迷いに満ちた生存状態)を、普く説(話)で化(教え導き)書いている。
 常(いつも)訃(死去の通知)には抑(気持ちが沈んでしまう)。
 訣(人との別れ)は、辛い。


賢治『春と修羅』了。

2022-01-18 06:50:08 | 宮沢賢治

 あたらしくそらに息つけば
 ほの白く肺はちぢまり
 (このからだそらにみじんにちらばれ)
 いてふのこずゑまたひかり
 ZYPRESSEN いよいよ黒く
 雲の火ばなは降りそそぐ

☆測(予想して)迫る。
 拝(敬い尊敬して)告げる。
 薀(奥義)を化(教え導く)講((話)である。


賢治『春と修羅』9.

2022-01-17 06:23:00 | 宮沢賢治

 草地の黄金をすぎてくるもの
 ことなくひとのかたちのもの
 けらをまとひおれを見るその農夫
 ほんたうにおれが見えるのか
 まばゆい気圏の海のそこに
 (かなしみは青々ふかく)
 ZYPRESSEN しずかにゆすれ
 鳥はまた青ぞらを截る
 (まことのことばはここになく
  修羅のなみだはつちにふる)

☆総て二つの講(話)を混(一緒に)兼ねている。
 納(受け入れる)二つが現れる。
 兼ねた皆(すべて)の章(文章)は、照(あまねく光が当たる=平等)を帳(書きつけたもの)である。
 照(あまねく光が当たる=平等)を説(主張する)衆等(すべてがわたくしの中のみんなであるやうに/みんなのおのおののなかのすべてですから)である。


賢治『春と修羅』8.

2022-01-14 06:34:00 | 宮沢賢治

    すべて二重の風景を
   喪神の森の梢から
  ひらめいてとびたつからす
  (気圏いよいよすみわたり
   ひのきもしんと天に立つころ

☆字を自由にすることを普く計(もくろんでいる)。
 総て真(まこと)を審(つまびらかにする)章である。
 記は双(二つ)を展(広げる)律がある。


賢治『春と修羅』6.

2022-01-12 06:30:15 | 宮沢賢治

 (玉髄の雲がながれて
  どこで啼くその春の鳥
 日輪青くかげろへば
   衆等は樹林に交響し

☆(美しい球/太陽の髄(中心)、薀(奥義)である諦(真理)葉は俊(優れている)。
 弔(死者を弔い)化(教え導く)倫(人の行うべき道)は、照(あまねく光が当たる=平等)である。
 衆等(みんな/みんなの中のわたし)は寿(命)を吝(惜しむ)考えを供(述べている)。