朝顔の蔓を片付けていると、Kさんが通りかかった。
「どこへ行くの?」と聞くと、
「うん、肉屋へ。それからビニールテープがなくなりそうだからセブンにも寄るわ」という。
(そうだ、今日は肉屋の特売日)と、思い出したので「わたしも一緒に行くわ」と同行。
何年か前、信号が青から赤に変りそうなのを見て、(まさか)と思う間もなく駆け出したKさん、齢90・・・呆然と見送ったのを覚えている。
ところが昨日はゆっくりしゃべりながら歩き、信号には無頓着。(もう、ああいう危ない渡り方はしないのね)と思ったら、信号が赤に変るのを見て、とっさに駆け足モード。(ヤ、止めて!)わたしはKさんを抑えた。
「危ないよ、脅かさないで。わたしだって渡らないよ。信号は赤だよ!」と、しどろもどろ。
「だって車は止まっている」とKさん。(そういえば同時には変らない、一呼吸おいて赤から青になるけど、だからって!!)
「そうだねぇ、危ないよ、気をつけなくちゃ」と、Kさんは笑った。
な、なのに・・・信号と信号の間隔わずか200メートル未満の間を車の隙間から渡ろうとしたのには驚愕。
「やめてよ、危ないじゃない」
「大丈夫だよ、いつもそうしているから」
「・・・」
のろのろ歩くわたしと闊歩するKさん、(本当に爪の垢でも煎じて呑みたいところ)
「息子がさ、宅配のお弁当をとってくれているけど、自分が食べたいものを食べたいよ」という。
(そりゃあそうだよ)と思って何を買うのか見ていたら、鶏肉、アイス2種、お菓子、サツマイモ、バナナ・・・。
荷物は重いから、わたしが持とうと言うと「なに、これくらい、ハッハッハッ」と、笑われてしまった。
そうしてわたしの家の前まで来ると、今買ってきたアイスとバナナを取り出した。くれるというのを固く断ったのに、無理やり置いて、「一緒に行ってくれてありがとう」とまで言われ、胸がジーンとしてしまった。
聞けば、9月4日が95歳のお誕生日だったという。
「おめでとう!」
お元気な95歳、わたしもあやかりたいです!
「どこへ行くの?」と聞くと、
「うん、肉屋へ。それからビニールテープがなくなりそうだからセブンにも寄るわ」という。
(そうだ、今日は肉屋の特売日)と、思い出したので「わたしも一緒に行くわ」と同行。
何年か前、信号が青から赤に変りそうなのを見て、(まさか)と思う間もなく駆け出したKさん、齢90・・・呆然と見送ったのを覚えている。
ところが昨日はゆっくりしゃべりながら歩き、信号には無頓着。(もう、ああいう危ない渡り方はしないのね)と思ったら、信号が赤に変るのを見て、とっさに駆け足モード。(ヤ、止めて!)わたしはKさんを抑えた。
「危ないよ、脅かさないで。わたしだって渡らないよ。信号は赤だよ!」と、しどろもどろ。
「だって車は止まっている」とKさん。(そういえば同時には変らない、一呼吸おいて赤から青になるけど、だからって!!)
「そうだねぇ、危ないよ、気をつけなくちゃ」と、Kさんは笑った。
な、なのに・・・信号と信号の間隔わずか200メートル未満の間を車の隙間から渡ろうとしたのには驚愕。
「やめてよ、危ないじゃない」
「大丈夫だよ、いつもそうしているから」
「・・・」
のろのろ歩くわたしと闊歩するKさん、(本当に爪の垢でも煎じて呑みたいところ)
「息子がさ、宅配のお弁当をとってくれているけど、自分が食べたいものを食べたいよ」という。
(そりゃあそうだよ)と思って何を買うのか見ていたら、鶏肉、アイス2種、お菓子、サツマイモ、バナナ・・・。
荷物は重いから、わたしが持とうと言うと「なに、これくらい、ハッハッハッ」と、笑われてしまった。
そうしてわたしの家の前まで来ると、今買ってきたアイスとバナナを取り出した。くれるというのを固く断ったのに、無理やり置いて、「一緒に行ってくれてありがとう」とまで言われ、胸がジーンとしてしまった。
聞けば、9月4日が95歳のお誕生日だったという。
「おめでとう!」
お元気な95歳、わたしもあやかりたいです!