夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

篠田桃紅と藤田嗣治の絵を見に行く

2015年11月04日 | お出かけ
日、地域新聞の茜さんから
「篠田桃紅と藤田嗣治の展覧会に行きませんか?
 入場無料なの」と電話あり
「入場無料?そりゃいいね。いつ行く?4日OK」となり
今日9時過ぎの電車で待ち合わせ。
まずは篠田桃紅の展示会をやっている新橋のホテル
コンラッド東京へ。
新橋に着いて「ホテルは何処だ~」とコンラッド東京を
探す。新橋駅もずいぶん様変わり、何処が何処だか
さっぱり分からん。昔は何もなかった所(汐留)は
高いビルが立ち並び上を見上げると「東京には空がない」
 
展示会会場ホテルを探し当てること約10分。
どうにか探し当て入ってみると、作品が少ない。
 
ホテルのロビーにしては貧相なコンシェルジュと
思っていたら本当のホテルのロビーは28階に
あり、そこで展示しているとの事。エレベーターで
28階まで登りました。

篠田桃紅は書家でありながら現代アート作家の
一人で今年103歳になられ、作家活動を
続けている。

28階ロビーにある篠田桃紅の作品↓
どーんとでかい(5m×3mはゆうにある)
 
このような↓作品を見るとロスコの現代アートを
思い起こさせる。
 
「これぐらいだったら書けるんじゃない?」と
絵も字も上手な茜さんに行ったら
「ちゃちゃちゃ、と書けそうね」と茜さん。
 
ホテルでの展示なので写真撮影は OK

見に来ていたお金持ちそうなおばさんたちと
輪になって桃紅談義。
 
展示品が販売されていました↓

「私、小さいリトグラフ買いました。30万円でした」
「凄い。あちらの大きい肉筆画は300万円とか」
「宝石はこの歳になったら要らない。これだったら
 良いかなと思って買いました」とおばさん。
金持ちはいるもんだ、と思いました。
一通り見終わってお茶でもと思いましたが
ホテルのお茶はサービス料がつくのでバカ高い
喫茶室の向こうには外の様子が見える。
で、喫茶室の窓際まで乗り込んで外を見ました。

「わ~、良い眺め。真下に浜離宮、遠くに
 レインボーブリッジ、遠くにダックスフント
等々、はしゃぎながら外の景色を見ました。
喫茶室の外国人イケメンウエイターが来て
「良い眺めでしょう。クリスマスの晩は
 レインボーブリッジの側から花火が上がります
 見に来てください」と言いました。
「来てみたいね」とは言うもののお茶は飲まずに
ホテルを出ました。
次は新橋から地下鉄で日本橋に出て東西線で竹橋まで
東京国立近代美術館
藤田嗣治の展示会へ

藤田嗣治
1920年代、パリで成功を収めた理由は何だったのか。
なぜ日本に戻り、戦争がを製作したのか。戦後フランスに
渡り、何を考えていたのか。藤田をめぐるさまざまな
問いは、今もわたしたちに未解決のまま残されています。
とパンフレットに書いてある。
藤田の戦争画がたくさん出展されているという事で
じっくり拝見。近寄ってみたが照明が暗く絵も暗い。
 戦後になり、日本美術会の書記長内田巌
 (同時期に日本共産党に入党)などにより
 半ばスケープゴートに近い形で戦争協力の
 罪を非難された彼は、渡仏の許可が得ら
 れると「絵描きは絵だけ描いて下さい。
 仲間喧嘩をしないで下さい。日本画壇は
 早く国際水準に到達して下さい」との
 言葉を残してパリへ向かい、生涯日本に
 戻らなかった。
とWikipediaにある。
展示会をめぐり藤田の絵を堪能して喫茶室で
お茶を飲んでいたら、彼方に着物姿の女性が
見えた、所作(物腰)が素敵な人だな~と
眺めていたら飲み物を持って、隣の席に
ついた。「着物姿素敵ですね~」と言って
顔を見たら、あらら、外人さんでした。
「うわ~、外国の方?着物姿素敵ですよ
 どちら(国)の方?」といったら
「ありがとうございます。カナダです」と
流暢な日本語。
「ひょっとしてお茶(茶道)やってらっしゃる?」
「はい、やってます」
「着物は自分で着られるの?」
「はい、自分で着ます」
「凄い、私なんか自分で着られない」
「(着物)お似合いそうですよ」
「着物は苦しくない?」
「少しも苦しくないです。これはお祖母ちゃん
 の着物です。帯もそうです」
とゆったりとした着付け。嬉しそうな彼女と
思わず記念写真を同伴していた男性に撮って
もらいました。

「これから踊り(日本舞踊)のお稽古です」
「どうりで着物を着慣れているはずね」と私たち。
思わずの問いかけに丁寧に答えてくれた女性でした。
「お稽古、頑張ってくださいね。お邪魔しました」と
別れました。今時の日本女性(ばあさんも)顔負けなほど
素敵な着物姿のカナダの人でした。

篠田桃紅、藤田嗣治の芸術鑑賞のハシゴ楽しかったです。


コメント (2)
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