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篆刻(てんこく)サークルの勉強会に行く

2022年07月18日 | 篆刻
昨日は篆刻サークルの勉強会でした。
6月の月例競刻(課題 和楽全)の講評を先生から受ける
以下、先生の講評です。

  
一見して辺縁の太さに力感あり、安定した好印である。
左右の軽重に差が大きのが少々気になるが、朱白同印の
法を考慮してもよいか。


  
「和」を繁字にして左側の二字との重さを工夫している。
右下の空間が広いが、かえって広々とした広さを感じる。
大胆な配字に感心。

「和」という字がこんな繁体文字があるのだ。と辞典に
出ていたそうな。私の篆書辞典には出ていない。
昔使われていたのでしょうか。

  
一字と二字の配字の朱文印でゆったりとした空間が
心地よい。文字もよく伸展している。細部までよく
出来た好印たり。

「口」の下角を丸くした方が良いとNdさんがいう。
右側の辺を借辺にするとスッキリする。

  
文字辺縁とも軽快でスッキリとした明快な印となった。
「和」の字「日」は小さくするのも一手なり。
「禾」ヘンはやや不確かに思える。

「禾」ヘンは「木」ヘンになっちゃったので
 爪楊枝でチョンチョンと書き足した。

  
辺縁太く金文印の古典的な作である。右の字のように
「全」字も傾斜を考慮したら。辺縁に欠けを入れ
軽さを演出するも一手。


  
重厚さのある作で好印たり。文字に雅味を入れて
変化つけているが、やや不安定さあり。


  
右半分に朱を重く取り工夫がみられる。文字の刻線は
やや弱めであるので今少し太く線に雅味を入れたら
いかがか。


  
文字を大きくゆったり表現する方法に借辺があり
工夫された作である。全体に余白が大きく広々として
明快である。

上下左右の辺を借辺にしたので印が大きく見える。

  
辺縁は太く文字は金文で古典風味を色濃く表現している。
辺縁に大きく欠けを入れても古趣が出てよろし「全」の
下線やや長いか。


  
三字の配字でこの作の用例はない。デザイン的には
可能と言えるが、辺縁、文字共に確かな運刀で確実さ
が見事。

文字の一線が繋がっていて面白く楽しい印になっている。

  
朱の配分に工夫があり、他の作品には見られぬ
斬新さがある。「全」の大きさが目立つので
一考されたし。


  
借辺を用いて大きく文字を配した好印である。
辺縁下線大きく安定せり。「和」の「口」長く
せず圧縮したらよい。


  
白文で文字線は柔和の線質である。朱の空間取りに
無理がなく自然の良さあり。文字配置にベテランの
技あり。「和」の字形はどうか?

「禾」ヘンにこのような字形はあるのかな?とみんな

  
配字として三文字の回文はないことに留意。
「禾」が「木」になっている誤字にも注意。
今回はやや不注意の作りになった。



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