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篆刻(てんこく)令和2年1月の月例競刻の講評が届く

2020年02月08日 | 篆刻
篆刻サークル「石門印会」の先生から1月の月例競刻の
講評が届きました。
2月に入ると我が家の庭に「フキノトウ」が出始めました。
早速甘ミソ仕立てで賞味。春の味です。寒い日もありますが
今年は暖冬?ですね。春が近そうです。
と先生の挨拶。

1月の月例競刻課題は「好古」(古い時代の物事を好むこと)
印の大きさ八分印(約2、5cm)
以下、先生の講評です。


一見して「好」字の「女」の字形がわかりにくいか。
金文にはあるか?辺縁太く安定・古印の趣ありてよい。


左側の安定に対して右は斜頸し不安定。
「好」の左部分は気に「子」でこのような字形が
あるのか、今一度確認されたい。


文字の太さがあるため変化に乏しい。
もう少し削りこんで細太変化の妙をだしてほしい。
辺縁は太く存在感あるも少し欠けを。


一見して太い辺縁と細線の金文が調和して
古印の風趣をよく出している。文字回りの
空間もよろしい。「好」字やや平板。


片刀の技を入れて刀味に力感がある表現力に感心。
二字のバランス構成もいい。周縁界線も効果的で
太さも迫力あり。


きれいな刀線でスッキリと好印である。
「女」字巾せまく萎縮した。「古」字。大らかでよいが
「口」部を少しせばめたらよい。


辺縁の迫力がすごい。堂々たり。欠けはプツリ感が
あるので留意のこと。「好」字は細線が集中して平板。


「古」を印面1/3に圧縮して違和感がない。
「女」の縦画を短くするのも一考かも。細い界線が
入っているがもう少し太く。あるいはなしで。


まず辺縁の太さが圧感である。古印の味ありて好感。
文字の上下の空間が印を広く見せる効果あり。


二字を中央横並びにして上下の空間が広々として
清々しい。辺縁太さはよいが、プツリと切れた感あり。
自然の欠けを。


さすが練達の味が出ている作。「好」の左部分の形を
使っている。小篆として違和感を覚えるがいかがか?
右の接縁に合わせて左側も。

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