入院生活 １３

２５日
土曜、日曜は回診もリハビリもない
抗生剤の点滴が終わると後は暇

午後、父ちゃんは面会に来て、庭に咲いて
いる花々をカメラに撮って見せてくれた。
入院する頃は咲いていなかった、
スイフヨウやモミジバフウも咲いていて
「プルメリアは満開になった」という。
猫のギズモは、
「べったりくっ付いてくる」そうな

差し入れの桃を食べながら家の様子を話し、
着替えと洗濯物を持って帰りました。

その後デイルーム（談話室）でのんびり
パソコンを打ち込んでいたら、サークル
仲間のMさんとHさんがきてくれた。
「文化祭３時に終わり片付けして
　Kさんの様子みに来た」と二人
「文化祭無事終わってよかったね」と
３人でおしゃべり。
歳をとると人間は怒りっぽくなる。
サークル仲間の皆さんは殆どが年寄り。
普段怒らないひとが怒りっぽくなるのは
軽度認知症の兆候のようですが
「それに反抗してはいけないそうよ
　『そうかそうか』で受け入れないと
　進行が早くなる」と認知症談義で
盛り上がり、怒りっぽくなったら
「気をつけようね」と婆さんたち。

談話室から真正面に見える東京湾を眺めて
「ここの病院眺めが良くていいね〜」と
２時間ほどお喋り、楽しかった。

昼間はこのようにウインドサーフインを
楽しむひとで、目の前の海は賑やかです。

夕食後は消灯時間まで暇です。病室でTVを
見ても面白い番組がなくTVカードが勿体無い。
ケチな私は談話室のTVを見にいきます。
談話室でAさんとおしゃべりしながら
「今日はマリンスタジアムで野球をやって
　いるから花火が見られるかも」と
待っていたら、なかなか花火が上がらない。
我が家からもマリンの花火は見えますが
だいたい８時から８時半頃に花火が上がる。
Aさんと消灯時間（９時）まで待っていましたが
この日は上がらず
「残念、今日は上がらなかったね〜」と病室に
戻りました。
次の日Aさんから
「あれ（消灯時間）から直ぐにに花火が
　打ち上げられた」そうで、Aさんは
海側の病室なので、よく見えたそうな。
マリンスタジアムは病院から近いので、
打ち上げ花火も良く見える。
「あと１分待っていたら見られたのにね〜」と
看護士さんが言っていたそうです。残念！つづく