夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

書の作品展に行く

2024年10月31日 | お出かけ
昨日、篆刻の先生が出品している書道の作品展に
行ってきました。西千葉にあるギャラリー古島

昨日が最終日、それも閉館ギリギリに伺った。
先生も在廊していました。書道の作品展といったら
長い掛け軸や大きな額に入っている書と思っていたら
そうではなく、入り口には木製品に書いたり焼き物に
書いてあったりで、なかなか面白い。
 

 
先生が説明してくれた。
先生の作品。黒い台紙に白で筆書き
目を閉じて 朝の窓辺に 立ち居れば 山ゆりの花 香り満ち来る
天地は すべて雨なり むらさきの 花びらたれて かきつばた咲く
 
「白い文字は何で書いたのですか?」と聞いたら
「ニカワを少し入れた絵の具です。絵の具だと
 カスレが出ませんね」と先生。
色のついた台紙に書くのも洒落ている、

窪田空穂の句、天地をテンチと読んでしまったら
「短歌ですから、テンチではなくアメツチと読みます」と
先生苦笑い。
そりゃそうだテンチでは5・7・5にならない。
「花・・・ひら・・・なんて読むのかしら」
「花びらたれて・・・と読みます」
「そうか、短歌には濁点つけないんだ」
「つけるのもありますが、書くときはつけないですね」と
先生またまた笑う。
確かに百人一首の字札には濁点は付いていない。

変体仮名で書かれた短歌
白雪の 降りしくときは み吉野の 山下風に 花ぞ散りける
紀貫之

変体仮名、私には読めません。
「覚えてしまったら読めますよ」と先生

山頭火の句


こちらは折本に書かれた川柳
 
こうして毎日の事を書いていくのも面白い
 
大作が並ぶ
 
篆書体の文字
 
藤で編んだ額に入った書 おもしろうて やがて哀しき 鵜舟哉
「こんな額に入れて飾るのもいいでしょ?」と先生
文章もいい。
力強く書かれた「怒」今の世の中怒っているか・
 

先生の篆書の刻字「寿佳気満堂」(じゅかきどうにみつ
長寿を祝い心地よい和やかな気が部屋に満ちる)
 
「これはどうやって刻したんですか」
「小さい印に刻した文字を拡大コピーして
 板に写し取り彫り、胡粉でで白く塗り、
 彫ったところを赤ではみ出ないように
 塗ります」と先生
「ひゃ〜細かい作業ですね。でも素敵」
先生と刻字の記念写真を撮って時間になりました。
お土産に来年のカレンダーをいただいて帰ってきました。


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