家からちょっと遠くを走るときというのは、だいたい「ついで」が多いわけで(本当)。今日のように、走る「だけ」で出かけるというのはそうない。
目指したのは、恐らくこれだった様な気がする。なつやすみということで。
で、きっかけは間違いなくこれだった気がする。なつなので。
いつもの時間に家を出て、朝イチの各駅停車宇和島行きに乗る。
思ったほどには混んでなく、車両の前の方で三脚立てて景色をビデオ撮影しているのがいたりする独特の休日始発列車の雰囲気。まあ儂も似たようなもんではある。
なんと云ってもなつやすみ。
海岸周りの南行き。
途中駅で高校生がどっと乗り込み、ぐんと車内温度が上がる。まだ半分も乗ってないが、部活に行く時間にはなっているらしい。
なつやすみに僅かではあるが後ろめたさを感じる瞬間かもしれない。
四国の各駅停車は所々26分とか13分とか、本当に良く止まりながら進む。高校生のとき対外試合でで生まれて初めて「国鉄」に乗ってこの停車感覚が分からず、先輩に「何か御菓子買うてきて」と言われ、必死になって売店で買って帰ったら、30分ぐらい動かなくて面食らったのを覚えている。先輩にも「こんなんぎり買うてきて」とあまりいい顔されんかったから余計に覚えている。当然当時、車掌のアナウンスなど聞こえているわけがない。
昔の職場を越え、昭和三十年代は蜜柑の出荷駅として大規模な設備が整っていたという駅を過ぎる。乗り換えの準備をする。
乗り換え時間ほとんどなし。
4時間半あまりかけて、県境の駅に着く。家を出てからだと約5時間半。
走るのに使える時間は3時間余りぐらい。3時間半にすることはできるが、4時間にするには難しい。一応3時間前後走る予定で出発。やや物足りない時間と距離ではあるか。
この表示に、遠くまで来ているなという実感がわく。
川の側の国道。思ったより広い箇所が多い。一部狭くなっているところは拡張工事をしている。
交通整理の警備会社のおっちゃんが愛想良くでも困ったなと言う顔で端に端にと指示を出す。
沈下橋。
崩れてはいるが、綺麗だなと思う。不思議に。
その直後、あっさりと県境を通過。
既に昔の記憶がないのだが、ここは、部活に山間部にもかかわらず峠やトンネルでの県境越えではなかったようである。拍子抜けする。
恐らく、自分の中では、今日は国道を淡々と走ることにしていたようである。
史跡というか、いつもは気にかける碑もあまりない。そういうのがあると思われる対岸の細い道にも入っていかない。ただ、県境を越えたいと云うことと、日本一暑い自治体というのところを走ってみたいということ、だろう。
これまでもこの先も、淡々と続いていてある程度なら悪くはない道。ただ自販機はほとんどない。
江川崎の分岐が見える。覚えがある。家族で良く来た。単車でも良く来た。今回は、一旦山の方をもう少しだけ行って折り返すことにする。
四万十の川の側の道。広い広い道をゆっくりと進む。
思ったより風が強い。川の流れに沿って走っているので、上りの傾斜はほとんどない。
粋にだらだら走るのを楽しみに来ている感じである。もう少し体裁良く云うならファンランか。
道中、ほとんど頭は動いていない。
いつもはもう少し、関係あることないこと頭の中をぐるぐる回っているのだが。
沈下橋の傍は、家族連れ、デイキャンパーで賑わっている。
我が家も、四万十には結構、キャンプに来た。今は沈下橋からのダイブができるところはあまり聞かないが、我が家は全員経験した(ムスコムスメは低学年だったはず)。
加えて。
1号と2号は毎回のようにいた。ダイブこそしていないが、あいつらは一度だけカヌーにも乗っている(ちなみにいつも利用していたのが、ここより20キロぐらい下流にある「かわらっこ」設備は過剰でなく、でも環境がよく居心地のいいキャンプ場でおすすめです)。
「はげ」という駅で折り返す。唯一の自販機でお茶を購入。
炭酸でないのは何か体がサインを送っているのだろうか。
汗をあまりかかない気がするのは気のせいか。風は久々に向かい風だったから、乾くのが早かったのは、確かだろう。
沈下橋の向こう、道が続いている。少し気になる。でも無理せず国道をだらだら走ることにする。
広見川と四万十川の合流地点。
上流を向いても下流を向いても穏やかである。
近くのガソリンスタンドで見てびっくり。本当だろうか。
観光客相手の店をのぞく。儂も観光客。最高記録更新の立看。
41円のカキ氷やコロッケ等などに心惹かれるが、我慢して、近くの酒屋で麦を買う。
何かCMみたいな絵になった。まあ我慢して、という感じでもなかったか。東京からテレビ局が取材に来ている。
最高気温の計測地点は中学校の傍にあるらしい。
ちなみにここは少し離れたグランド。
麦を、国道傍のお店で買い、駅に向かう。残り30分切った。
駅は、地図で見たら不便そうな外れの場所にあるのでどうなることかと思ったが。
場所はともかく、エアコンの効いた観光案内所もあった。麦かあるのかどうかは不明。ともあれ、まだ皆さん待合所でゆっくりしていたので、ホームを貸し切り頂くことに。
日差しがまあまあ強いので、Tシャツも乾かす。
汽車が来た。
予土線は行きほどの混雑はなかった。ガラガラのサイクル車両を引っ張っているのがやはり滑稽に思えた。これって構想的には失敗じゃないんだろうか。トロッコは当たりかもしれないが。
途中駅でにゃんよが顔を出す。観光PRか。
構想的にはどうか分からんが、一生懸命やっているのだから、やはりお客さん来て欲しい見て欲しいなと思う。
予讃線のワンマン車両は、冷房がガンガンに効いていて、持ってきた薄手のウェアを着て丁度良くなった。
今日は特に走りきった感もなく、2時間半と少しぐらい。ぬるいランだが、なつやすみということで。ちなみに行き帰りのJRプラス駅までの往復だけで11時間弱かかっている。走るというより座って寝ている方が多かったかも。つまり、一日家でゴロゴロしているのとあんまりかわらんなあということに気付いた次第。
でも、少ししか走ってない割りには腕に塩噴いていた。暑かったんだな多分。
目指したのは、恐らくこれだった様な気がする。なつやすみということで。
で、きっかけは間違いなくこれだった気がする。なつなので。
いつもの時間に家を出て、朝イチの各駅停車宇和島行きに乗る。
思ったほどには混んでなく、車両の前の方で三脚立てて景色をビデオ撮影しているのがいたりする独特の休日始発列車の雰囲気。まあ儂も似たようなもんではある。
なんと云ってもなつやすみ。
海岸周りの南行き。
途中駅で高校生がどっと乗り込み、ぐんと車内温度が上がる。まだ半分も乗ってないが、部活に行く時間にはなっているらしい。
なつやすみに僅かではあるが後ろめたさを感じる瞬間かもしれない。
四国の各駅停車は所々26分とか13分とか、本当に良く止まりながら進む。高校生のとき対外試合でで生まれて初めて「国鉄」に乗ってこの停車感覚が分からず、先輩に「何か御菓子買うてきて」と言われ、必死になって売店で買って帰ったら、30分ぐらい動かなくて面食らったのを覚えている。先輩にも「こんなんぎり買うてきて」とあまりいい顔されんかったから余計に覚えている。当然当時、車掌のアナウンスなど聞こえているわけがない。
昔の職場を越え、昭和三十年代は蜜柑の出荷駅として大規模な設備が整っていたという駅を過ぎる。乗り換えの準備をする。
乗り換え時間ほとんどなし。
4時間半あまりかけて、県境の駅に着く。家を出てからだと約5時間半。
走るのに使える時間は3時間余りぐらい。3時間半にすることはできるが、4時間にするには難しい。一応3時間前後走る予定で出発。やや物足りない時間と距離ではあるか。
この表示に、遠くまで来ているなという実感がわく。
川の側の国道。思ったより広い箇所が多い。一部狭くなっているところは拡張工事をしている。
交通整理の警備会社のおっちゃんが愛想良くでも困ったなと言う顔で端に端にと指示を出す。
沈下橋。
崩れてはいるが、綺麗だなと思う。不思議に。
その直後、あっさりと県境を通過。
既に昔の記憶がないのだが、ここは、部活に山間部にもかかわらず峠やトンネルでの県境越えではなかったようである。拍子抜けする。
恐らく、自分の中では、今日は国道を淡々と走ることにしていたようである。
史跡というか、いつもは気にかける碑もあまりない。そういうのがあると思われる対岸の細い道にも入っていかない。ただ、県境を越えたいと云うことと、日本一暑い自治体というのところを走ってみたいということ、だろう。
これまでもこの先も、淡々と続いていてある程度なら悪くはない道。ただ自販機はほとんどない。
江川崎の分岐が見える。覚えがある。家族で良く来た。単車でも良く来た。今回は、一旦山の方をもう少しだけ行って折り返すことにする。
四万十の川の側の道。広い広い道をゆっくりと進む。
思ったより風が強い。川の流れに沿って走っているので、上りの傾斜はほとんどない。
粋にだらだら走るのを楽しみに来ている感じである。もう少し体裁良く云うならファンランか。
道中、ほとんど頭は動いていない。
いつもはもう少し、関係あることないこと頭の中をぐるぐる回っているのだが。
沈下橋の傍は、家族連れ、デイキャンパーで賑わっている。
我が家も、四万十には結構、キャンプに来た。今は沈下橋からのダイブができるところはあまり聞かないが、我が家は全員経験した(ムスコムスメは低学年だったはず)。
加えて。
1号と2号は毎回のようにいた。ダイブこそしていないが、あいつらは一度だけカヌーにも乗っている(ちなみにいつも利用していたのが、ここより20キロぐらい下流にある「かわらっこ」設備は過剰でなく、でも環境がよく居心地のいいキャンプ場でおすすめです)。
「はげ」という駅で折り返す。唯一の自販機でお茶を購入。
炭酸でないのは何か体がサインを送っているのだろうか。
汗をあまりかかない気がするのは気のせいか。風は久々に向かい風だったから、乾くのが早かったのは、確かだろう。
沈下橋の向こう、道が続いている。少し気になる。でも無理せず国道をだらだら走ることにする。
広見川と四万十川の合流地点。
上流を向いても下流を向いても穏やかである。
近くのガソリンスタンドで見てびっくり。本当だろうか。
観光客相手の店をのぞく。儂も観光客。最高記録更新の立看。
41円のカキ氷やコロッケ等などに心惹かれるが、我慢して、近くの酒屋で麦を買う。
何かCMみたいな絵になった。まあ我慢して、という感じでもなかったか。東京からテレビ局が取材に来ている。
最高気温の計測地点は中学校の傍にあるらしい。
ちなみにここは少し離れたグランド。
麦を、国道傍のお店で買い、駅に向かう。残り30分切った。
駅は、地図で見たら不便そうな外れの場所にあるのでどうなることかと思ったが。
場所はともかく、エアコンの効いた観光案内所もあった。麦かあるのかどうかは不明。ともあれ、まだ皆さん待合所でゆっくりしていたので、ホームを貸し切り頂くことに。
日差しがまあまあ強いので、Tシャツも乾かす。
汽車が来た。
予土線は行きほどの混雑はなかった。ガラガラのサイクル車両を引っ張っているのがやはり滑稽に思えた。これって構想的には失敗じゃないんだろうか。トロッコは当たりかもしれないが。
途中駅でにゃんよが顔を出す。観光PRか。
構想的にはどうか分からんが、一生懸命やっているのだから、やはりお客さん来て欲しい見て欲しいなと思う。
予讃線のワンマン車両は、冷房がガンガンに効いていて、持ってきた薄手のウェアを着て丁度良くなった。
今日は特に走りきった感もなく、2時間半と少しぐらい。ぬるいランだが、なつやすみということで。ちなみに行き帰りのJRプラス駅までの往復だけで11時間弱かかっている。走るというより座って寝ている方が多かったかも。つまり、一日家でゴロゴロしているのとあんまりかわらんなあということに気付いた次第。
でも、少ししか走ってない割りには腕に塩噴いていた。暑かったんだな多分。