きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

思ったよりバリアはフリーである

2018-03-02 14:43:31 | 脊髄内血管腫との邂逅
先日外出時に利用した公共交通機関について。2回分まとめてのレポート。

病院前のバス停から利用できる。車椅子が乗れるノンステップバス。

ノンステップバスはよく見かけるが、実際に車椅子で利用して感心することしきり。

運転手さんが手動でスロープを設置してくれる。特に面倒がられることもなかった。

乗車後も安心。

駅はバリアフリーでスロープ設置の4駅を利用。

この車両はなかったが、専用の乗車スペースがある車両もある。元々京王で走っていた車両。なかなかお目にかかれなかったが。

何度目かでやっと専用スペースに乗車できた。この日は電動車椅子の人も乗り込んできた。

市駅は自動で乗車時のスロープがういーんと出てくる。他の駅は車掌さんが手動でその都度設置する。

市駅はエレベーターに乗って移動してまたエレベーターで改札へ。やや面倒だが人の手を患わせる必要がないから楽。
但し、事前リサーチは必須で、バスなどはいつもいつもこうしたバリアフリーのが走っている訳ではない。だから、そういうバスが走っていない路線を利用する場合や、またこの日はそういうことはなかったがそういうバスがたまたま来なかったときは乗車できない。

運転手さんに気付いてもらえず、思わず手を振って声を出して止めたこともある。
また、鉄道は乗るときに車掌さんに必ずどこまで乗るのかを尋ねられる。そして、乗る車両は指定されることが多い。
些細なことだが、完全にどこでも行けるわけではないということや、儂なんか適当に途中下車したりすることが多いので、これはこれでちょっと不自由だなあと感じたりする。それでも。
利用できる範囲でなら、呑み会のときとかでも、多分安心して乗れる。それは間違いない。

それよりも気になったのがやはり街。

路面のがたつきはないが、測道と車道の間の溝とか、どうしても車椅子では通りにくいし、店に入っても車椅子ではギリギリの通路幅しかない。段差や通れない場所も多い。

そして、路面がスロープになっても、案外ドア自体がバリアになっているのかもしれないと感じたことも多かった。

前の座席にはわんこと一緒のお客さん。それでもバリアは案外フリーだったりするのかもしれないしそうあって欲しいし。