きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

石見銀山街道

2018-03-27 19:30:27 | 遠くへ~少しだけ非日常
2017年の残り1日の夏休みを取って対岸へ。「遠くへ」のカテゴリーでは最後から二つめのラン。

見慣れた風景である。

この日は、ニューザッグ。この容量が丁度良い筈(結局この1度しか使わんかった)。

呉から広島へ。バス待ちでしばらく走る。

城の周りを走り、聖地を訪れ、朝御飯食べてバスターミナルへ。いよいよ。

石見川本までは、広島から大田行きのバスに乗った。途中長めの休憩があって、割合お客さんも乗っていて。県境を越えて暫く経った頃に漸く着いた。2500円は仕方のない金額。随分奥地まで来た感があったが、これでも標高は100メートルいかないぐらいのようで。

商店街を抜ける。と、この頃から急に雨脚が強くなり、空き家の軒下に一時避難。スマホで雨雲の様子を確認する。
行くしかない。行かないという選択肢はない。さっきのバスに終点まで乗っていればとりあえず着くには着くのだが。

三江線の線路沿いに暫く行き、江の川を越える。大きな川。とりあえず雨は小休止。

ここから、川と離れ、銀山街道を走る。

石見銀山街道というから結構期待して行ったが、実際走ってみると、結構整備された二車線の県道。途中史跡とかそういう見るものはほとんど無かった。ついでに云えば店も自販機も、見事なくらい広い何もない道だった。

ところどころの集落は、天気の影響もあって何となく長閑と云うより寂しさも感じる。加えて雨が良く降る。

20分降って15分休み、みたいな感じで何度も何度も濡れる。ただ、夏のランは乾くのもそこそこ早い。おまけに上りが延々続く。脚を交互に出していれば何とか着くはず。
気温表示はタイミングが悪く消えていたが、28度ぐらいだったか。涼しい方。広島まで100キロの数字に見入る。

ゆだに温泉、とある。今どの辺走っているのかイメージできない。あまりに目標物が少ない。
それでも山が迫ってくるというよりは「里」の光景。じめっとした空気はなかなか体力を消耗するが、悪くない。とりあえず淡々と走ることができる景色。

珍しく自販機。横のまむし注意にびびる。

この辺りでようやく下りに差し掛かったか。それほど上りは苦にはしなくなったが、やはり下る方が楽。山に雲がかかっている。あの辺りが銀山かなと思ったり。

いっぷくとかかれていたが先に進む。自販機に丁度いい感じのが無かった。このマンゴーは興味があったが、失敗するリスクの方が高い。

喉は結構渇いてきている。朝コンビニで迷いに迷って調達した900ミリのポカリ。フェリー、バス、ランと少しずつ摂取しここに来て漸く無くなる。

下りっぱなしでもないようだ。車は少ない。道は広い。

ここも大田市かと思いながら通り過ぎて、ん、と引き返す。アイラブピース、知っている映画。

対向車線側に見える。ここの自販機は、と表に回る。

自販機の種類が今ひとつでここでも買わず。ただお土産物屋さんは営業していた。結構良い感じだった。

と、世界遺産のセンター。ということはもうすぐ。

で、アプリで地図を確認し、トンネル手前を左へ。

まだまだ記憶はおぼろげ。時間にそれほど余裕があるわけではないが、まあとりあえずとゆっくり進む。

何となくこんな感じだったか。五百羅漢の辺り。

傍の自販機で漸く水分補給。以前来たときは自販機は少なかったが。

「間歩」へは2.3キロ。往復で4.6キロ。キックオフリターンでも30分はかかる。でも、行きたかったので珍しく躊躇せず行く。

これで行っても良いがなあ。因みに前は無かった気がするレンタサイクルでみんな間歩までは移動していた。でも、これが結構な勾配なので疲れるのは同じか。時間は短縮できるだろうが。

この橋は、何となく思い出した。

この辺りも。
子供達よく歩いたなあ。間歩といっても採掘跡の穴というだけで、どんなものかイメージできていなかった筈だが、躊躇無く普通に歩いていった。

鉱山跡は、その人口の多さから、かなり賑わっている様子が残っている。お寺が多いのもその一つではないかと思う。別子の「とうなる」は小劇場とか映画館もあった。天空の城というか天空の街だったし。

だんだんとお目当ての龍源寺間歩へ。

この辺り、前は自販機がなくて、ペットのジュースを道で売っているおばちゃんから200円で買った。

おまけにと鉱石もらって、結構良かった。

今はこういう感じ。

入場券売り場を見ないようにして、ちょっとだけ写真撮影みたいな動きで入り口を覗く。この距離で、中からの冷気が当たってくる。ここで子供たちのうれしそうな顔を撮った。

見たのは20秒ぐらいか。直ぐに来た道を引き返す。
行きにはない光景が目に映り、しかも下りでまあまあペースも上がる。

途中で、直接町並みに突入する。ここも歩いたなあ。

店に入って冷たい物を食べた記憶がある。ちょっと高めの。

で、ここでコーラを買う。天気が回復して気温が上がって水分が必要になっている。

またアイラブピース。ここでも。

で代官所跡。いつものように見るだけ。

そのまままっすぐ出たので、県道に当たる。旧道も一応調べていたが、もう良いかとそのまま仁摩を目指す。残りわずかで有り難い。かなり消耗していたし。

トンネルを出て、淡々とさっきのような道を走る。海に向かってなので下り。

ところどころ、分岐がある。思ったより時間があるが余裕はないので寄り道はせず。

で何だと思って寄り道をする。見える距離だったので。石見城。

で建設中の高速の下をくぐり。

目標のサンドミュージアムが見えた。家族で来たときはここには寄らず、水族館の方に行った。で浜田から帰った。

とりあえず、まだ30分以上はある。麦が買えるコンビニを確認する。まだ買わなかったのは、海が見える場所はあるだろうか、少しだけチャレンジしたかったので。

踏切を越えて再び走り始める。

川を越える。

スマホで確認しながら河口に向けて進む。地図上に道はない。そこが開けているのかどうかも分からない。

何となく、で、左に進み。


日本海を捕まえる。

沖に光が差している。久々日本海、です。

で、時間も押しているのでこの後急いで駅に向かうが、ショートカットを目論んで失敗し、全然違う港の方に出てしまう。

駅に着くが周辺はなにもない。でまたさっきのコンビニまで走る。

島根に来てご当地物を呑んだのはこれだけだったから貴重だった。浜田のセブンには置いてなかった。

で予定通り乗り込む。ボックスシートが有り難い。

約1時間。

明日のことを考えるなら江津に泊まるべきだが、早くにホテルが埋まっていた。で浜田にした。まあこれは許容範囲。知らなかったが、石見神楽の本拠地。

ホテルの場所を確認する。昔っぽい雰囲気のビジネス。カプセルは当然ない。
で、この後は、セブンと大阪王将で御飯を買い込んでチェックイン。
失敗したのは、水を買って無くて喉が渇いたのと(自販機が下まで降りないとなかった)、メガネを持ってこなかったので夜中にそういう動きがとれなかったということ。まあ、たいしたことではない。
石見銀山への道は、本当に淡々と走るしかなかったが、銀山と最後のおまけの海で充分。
行かせてもらって正解だった。感謝。