きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

熊野を経て広まで

2018-03-07 08:15:44 | 遠くへ~少しだけ非日常
朝、銀山町(かなやま、と読むのだが音訓のごちゃ混ぜをはじめ広島は読み方が難しい地名が多い気がする)のカプセルを出る。6時前。

猿猴(えんこうといって河童の一種らしい)川を渡ったところのファミマで朝御飯。

水分と汁もん。昨夜はよく呑んだが今朝その痕跡はあまりない。

走り始める。大洲通りを東へ。マツダを見る。来年は来れるかなと(これは別の意味これを打っている10月25日の時点でも思う)。

広島高速2号線をくぐり、マツダ本社前を過ぎる。その先のコンビニで最初の補給。まだ1時間経っていないが、いつもは起きた後は1リットルぐらい摂っているからそれに比べると水分不足。

安芸区から海田市に入り、国道31号へ。自衛隊の駐屯地を見ながら熊野別れ、そして県道34号へ。狭い道で難儀する。その割に交通量は滅茶苦茶多い。

信号待ちで100円自販機を見つけ、補給。走るペースではなく補給ペースが早い。で、案の定この先5分もしないうちにコンビニがあった。まあ昨日(五日市までのラン)だけでなくいつものこと。

登っては振り返る。結構な勾配である。登るのはきついが景色はいい。

広島熊野道路の下を潜ったら、昭和入口。勾配がきつくなる。もう一踏ん張りとずんずん行くと峠を越える。

筆の町熊野に入ってまず何をしたかというと、補給。このアイスと炭酸を買う。気温もそこそこ高かったようで。昨日44キロ走の影響か、消耗が激しく、ここでショートカットして呉に向かうルートにするかと迷い始める。丁度この萩原夏祭りの辺り。熊野の筆関係は綺麗な観光向けの建物が多かったが、特に立ち寄らず立ち止まらずで写真もない。

ここで呉に向かうと、着いてから暇を持て余しそうだという理由(というか計算)により、予定通りそのまま34号を黒瀬の方に向けて進む。山道山道。峠を越える。

そして長めの熊野黒瀬トンネル。

黒瀬町といえば、昔(といっても高校生ぐらいのときか)深夜の報道番組でドイツかポーランドかの自治体から「アウシュビッツ」に関する記念館を作るとか言って沢山のモノが寄贈されたが、町が一向に約束を果たさずに役場の隅にそのアウシュビッツ関係のモノがほったらかしになっているとかいう、結構な問題が示されたドキュメンタリーがあったことを思い出す。あのアウシュビッツはどうなったんだろうかと思いつつ。でも。景色にはアウシュビッツは全く出てこない。当たり前。日本の山間の町。

ここで、町中心部には入らずに、ショートカット。336号線。長閑な風景が続く。

自販機を見つけて炭酸購入。限定ライチにも惹かれたが冒険せず(このライチは残りの夏休みを使って行った三江線トレースの時に買ったが失敗だった)。

高速(東広島・呉自動車道)の高架の影で、残りの距離を確認する。まだ15分ぐらいしか経っていないのに再び水分を摂る。思ったより身体はきついと訴えている。

え、もうここから呉市、というぐらい少し行っただけで市境を越える。でも景色はまだまだ山間のまま。ゆっくり行けばいいかと思う。それでも、フェリーの便数には余裕があるが、丁度2時間近く待たなければならなくなる狭間の辺りだから、少し迷う。じゃあもう一道草すればいいようなもんだがそこまでの余裕はない。

黒瀬川を渡り国道375号へ出る。運良くお店を見つけるがアイスが置いていない。おばちゃんがすまなさそうに。いえいえ。

気を取り直して少し行くと、古いヤマザキが。お店やっとんのかなと、入り口を見たらちゃんと営業していた。いつものガリガリ君。後で地図を確認したら、国道に出たときに200メートルぐらい逆に行けばファミマがあったらしい。いつもの結果論。

二級峡は建設車両が川に入っていて、何やら工事中。思ったほどに見通しも利かなかった。徐々に下って呉の街を目指す。呉といっても広くて幾つか賑わっているところが分かれている。広と阿賀と呉中央。因みに阿賀は昔堀江からフェリーが出ていたところで単車に乗っていたときは一番よく利用していたので馴染みがある。今日はその内の一番近い「広」というところまでか。フェリー乗り場まではしんどそう。

街が近付いて来た辺りのコンビニで再度エナジー系。

国道375号から185号へ。古くからの繁華街感有り有り。

新広駅着。駅も周辺もこじんまりとしていて少々予想外。反対側の広駅の方がさっきのT字路のような雑然とした雰囲気がしていたのかもしれない。予定通りの便で帰ることに。と、その前に、国道向かい側のセブンで補給ではなく御褒美を。

ホームで慰労。やっぱり「広島に乾杯」で。今日はショート缶。

で、呉に向かう。まだ陽は高いが、これぐらいで充分ではないかと。

バテバテながら、この日も37キロ余り。登りは最初の熊野別れからの矢野辺りのみで、ぽんと500メートルまで出ているのはトンネルだから、そんなにガツガツ登った感じではないが。
しっかり走れたので良しとする。