きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

所用ナシの外出で川沿いの道を

2018-03-06 06:41:52 | 脊髄内血管腫との邂逅
用事があって自宅に帰るつもりで外出届を出したにもかかわらず、所謂諸事情というやつで予定を変える。

いずれにしても自走するつもりだったので出発は予定通りだったが。

ここで逆向きに。

川を下って海まで行くことにする。川沿いの自転車道は、車が来ないのはいいが割合がたがたしたアスファルト。ただ、試乗車(先日先述)のお陰でかなり楽に行けたと思う。

高速の下をくぐった辺り、その向こうの車止めの辺りで近くの高校生の集団。待っていたら途中でどうぞと譲られる。いえいえと云うが結局有り難く通らせて貰う。この川沿いを行く人(の人となり/為人)だからなのか、相手が車椅子だからなのか、向こうから来る人は高校生に限らず散歩の老人もランナーもにこやかに会釈をしてくれる人が多い。走っているとき、ここまで挨拶されたことはなかったが。

が川沿いの道もトイレは割と無くて、結局その先のスタジアムのトイレに駆け込む。駆け込んだ後が長い。仕方がない。

それてもスタジアムを出るとすぐに川沿いに戻れるのはまだ有り難い。左は川沿いで右は外環状の歩道。そちらの方が路面は走りやすいだろうから機会を改めて。

すぐ先の橋を渡り、その先の国道でもう一度渡る。この辺りは川沿いの道が途切れているためで迷走しているわけではない。

それでも、右岸ではなくて左岸を行けば良かったかここをずっといくのは少々飽きてきたかと思っていたら、菜の花。道端に少しだけだったが充分。

しばらくするとまたトイレに行きたくなるが、トイレは見えるけれども遙か遠く。土手を降りるわけにいかんから不便といえばそれは確か。

結局その先のスーパーで借りる。そこまで降りる道の傾斜の険しいこと。戻るときは何とか上れた。階段以外の通路があっただけマシだが、この傾斜、後何年上れるかという感じだった。

で、何となく道の雰囲気でもう一度橋を渡り左岸へ行き。

河口に辿り着く。0キロメートル。ここまで3時間余り。かなり時間を取られたトイレを除く。含めると4時間近くになる。

それでも久々の海。生の海。

その後、海沿いに南下して工場群から古い漁港を経て街へ。期せずして去年倒れる少し前に来たルートの逆を辿っている。何かしら運命めいたものを感じる。

そして、これもまたそれとは別のとき、夏の暑い日にこの近くの郵便局でギブアップして近くのスーパーで麦を買い、電車に乗って帰ったことを思い出す。何かしら運命めいたものを感じる。
その駅も古い街と共にそのままの建物のようだが、思わぬところでスロープがないことが分かり、さらにしばらく行く羽目に。運命めいたものなど何もない。その先の公共会館でトイレを借りるべく急ぐ。

トイレから出ると、予報にはなかった雨。急いで近くのショッピングモールで雨宿り。そして一つ先の駅から帰途につく。

約20キロ余りで実走時間は4時間ぐらいか。トイレも時間がかかるしかなりへとへとになるし足腰背中が痛くなるしランのようにはいかんなあと思うことしきり。
ただ試乗車のパフォーマンスの高さは感じた。トイレとか補給とかコースとか路面とか、制約や条件はいろいろついて回るだろうが、ふらりと漕走なんてのも案外できるかもしれんなと思ったり。

やっぱり懲りてない。懲りる訳がない。