1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

小川典子&田部京子 ピアノデュオ

2007年02月11日 | Weblog
昨日行った演奏会のことです。

プログラム

グリーク:抒情小曲集より(小川独奏)
      小人の行進
      夜想曲
      トロルドハウゲンの婚礼の日

吉松隆:プレイアデス舞曲集より(田部独奏)
     小さな春への前奏曲
     線型のロマンス
     鳥のいる間奏曲
     真夜中のノエル

リスト:リゴレットパラフレーズ(田部独奏)

シューベルト:幻想曲(連弾)

ホルスト:組曲「惑星」より(ピアノ2台)
      火星
      金星
      木星

サン=サーンス:動物の謝肉祭より(ピアノ2台)
         水族館
         白鳥
         終曲

ラヴェル:ラ・ヴァルス(ピアノ2台)

アンコール(ピアノ2台)
リチャード・ロドニー・ベネット:4つの小組曲集より
                 哀しいサンバ
サン=サーンス:動物の謝肉祭より
         らば


小川典子さんは、世界的に活躍しているピアニストです。
縁あってアメデオに出演してくださったことがあり、勝手に親近感を感じています。そんなわけで、ミューザで演奏会のあるときは足を運ばせていただいています。

典子さんの独奏で始まった演奏会。
3曲弾き終えたところで、マイクでご挨拶です。
プログラムの解説と、デュエットの苦労話など。

連弾だと、独奏の座り位置から上下にずれる(確か35センチとおっしゃったような)ので、いつもと鍵盤を見るの感覚が違い、かなり弾きにくいそうです。
2台ピアノの場合は、お互いがとても離れてしまう(確か4メートル15センチとおっしゃったような)。二重奏でここまで二人が離れるのは、2台ピアノくらいだろう、とのことでした。これもまた、呼吸を合わせるのが大変だとか。

見た目の印象が強いのかもしれませんが、小川さんはパワフルで情熱的、田部さんは上品で繊細な演奏という気がしました。
2台ピアノだと、その個性の違いが相乗効果となって、素晴らしい演奏だったと思います。

私の席は右サイドだったので、1部はピアノのふたにかぶってしまい、あまり顔も見えない状態でした。もちろん鍵盤も見えません。
でも、こちら側の席を取ってもらったのは、2部で典子さん(の後姿)がよく見えるから。
筋肉質でムダ肉のない肩や腕。
全身を使って演奏している姿に見惚れてしまいました。

スケールの大きさと音楽の厚み、そして何より有名な曲のせいか、惑星が一番客席が沸きました。
ラ・ヴァルスは、一転とても洒落た雰囲気で楽しかったです。

私の席からは舞台袖がよく見えました。
弾き終わって紙コップで飲み物を飲む様子や、拍手に応えて再度ステージに出るときの小走りや晴れやかな笑顔・・・。
お二人の素顔が垣間見れたようでした。

典子さんはミューザのホールアドバイザーだけあって、お辞儀のとき、ワインヤード型の客席すべてにきちんと目線を送ってくれます。
正面に座ってない観客にとっては、そんなこともとてもうれしいものです。

2台ピアノのとき、1台はふた半開け、もう1台はふた取り外しだったので、どうしてだろう、と思いました。
何かいろいろ理由があるんだろうなぁ。


娘は今日オーストラリアに出発。
私はこれからライブに行ってきます。

コメント
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